テックワンは6月29日、製品発表会を開催し、中国One-Netbook Technologyが開発するポータブルゲーミングUMPC「ONEXPLAYER」の取り扱いを発表した。8月下旬から日本国内での発売を予定しており、今日から予約を受け付ける。価格は146,300円からで、予約して購入すると先行特価として割引が受けられる。
ONEXPLAYERは、CPUに第11世代Intel Core i7-1185G7を搭載し、“史上最高峰の性能”をうたうUM(Ultra Mobile)PC。UMPCとしてはかなり大きな8.4型2,560×1,600ドットディスプレイを採用し、ディスプレイ両サイドにコントローラーを搭載している点が大きな特徴。手に触れる部分にはさわり心地のよい素材を採用したほか、ゲームパッドとしての操作性や質感の高さを追求し、快適なゲームプレイを行えるとしている。
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CPUには第11世代Intel Coreプロセッサを搭載し、高速なLPDDR4X 4,266MHzメモリを組み合わせて高いグラフィックス性能を実現した
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ディスプレイは2,560×1,600ドットと高解像度。もちろん10点マルチタッチ操作に対応する
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本体背面にはWindows Hello対応の指紋認証センサーを備えて使い勝手を向上。電源ボタンを兼ねており、長押しで電源オンオフを行える
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本体に一体型のコントローラーを備える点が最大の特徴だ。高い質感を実現するため、製品開発ににおいて最も苦労したポイントになったという
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ボタン配置はXboxと同様のものを踏襲する
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トリガーキーを備え、シューティングゲームやレーシングゲームも楽しめるとのこと。押下圧を検知するアナログトリガーなので、アクセルやブレーキなどの繊細な操作にも対応する
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インタフェースにはUSB 4.0(Thunderbolt 4)を1つ搭載し、Type-A形状のUSBデバイスも利用できる。eGPUを接続して性能を大きく引き上げることも可能
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背面にはキックスタンドも用意。重さをテーブルに逃しつつ、長時間のゲームプレイもラクラク行えるという
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高い性能を活かし、ビジネスシーンでも利用できるとのこと
発表会には、タレントでゲーム関連のストリーマーとしても活躍する池田ショコラさんがスペシャルゲストとして登壇。ONEXPLAYERを実際に利用し、バトロワFPS『Apex Legends』をプレイするデモが行われた。複雑な操作が要求されるプレイ中にも関わらず、ONEXPLAYERが大画面を搭載していること、高い性能を備えていること、コントローラーの操作感が快適であることを強調されていた。
その後、実際に製品を手に取れるタッチアンドトライが実施された。今回の『ONEXPLAYER』は前回発表されたゲーミングUMPC「One-GX1 Pro」とは異なり、コントローラーが一体型のため、ガタつき等がなくとても堅牢な印象。ボタンやコントローラーの操作感は単体のゲームパッドと比較しても遜色なく、しっかりゲームプレイに集中できそうな高品質なものだった。なお、別売りの専用キーボード(9,680円)も用意する。
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キーボードを接続したところ。WASDキーは黄色になっており、ゲーミング製品であることを主張している
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キーボードの配列はファンクションキーと数字キーを合体させたもので、キーピッチはこのサイズとしてはなかなかゆったりめ。小型ながらタッチパッドも備えている
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キックスタンドはステップがついてるタイプではなく、割と自由に角度を設定できた
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インタフェース部は上面に集約しており、その両サイドには通気孔が見える。左からUSB 4.0(Thunderbolt 4)、USB 3.0 Type-A、ヘッドホンマイクコンボジャック。microSDスロットもある
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USB 4.0(Thunderbolt 4)端子は外付けeGPUボックスとの接続にも対応。Fortniteがかなり高いグラフィックス設定でなめらかに動作していた