台湾ASRockは6月23日(現地時間)、グラフィックスカードや水冷キットも使用できるコンパクトなベアボーンキット「DeskMini MAX」を正式に発表した。現在のところ日本国内での取り扱いについては未定となっている。

  • ASRock「DeskMini MAX」

今年6月に行われていたコンピューター関連見本市「COMPUTEX 2021 TAIPEI」で発表されていた製品。従来モデル「DeskMini X300」よりも若干大きくなっており、グラフィックスカードや水冷キットの搭載にも対応する点が特徴。ディスクリートグラフィックスの搭載に対応したことで、内蔵グラフィックスを搭載しないCPUも利用できるようになり、具体的には最大105WまでのAPUおよびCPU(Ryzen 2000 / 3000 / 4000 / 5000シリーズ)に対応するという。

今回の発表に伴って、AMD Ryzen 9 5950X、AMD Radeon RX 5500 XT、120mm水冷キット、M.2 SSD、2.5インチHDDを用い、実際に組み立てていく動画も公開されている。各パーツがかなり狭いスペースに整然と収まっていく様子は壮観だ。エアフローにもしっかり配慮されているようで、コンパクトながら高い性能を安定して発揮できそう。ぜひ動画本編をチェックして欲しい。

ASRock 10L water cooling concept PC

  • 動画より一部抜粋。CPU上空にはある程度スペースがあるものの、やはりここは水冷クーラーを用いたいところ

  • 給排気に配慮されており、ゲームプレイも快適に行えそう。水冷ラジエーターで吸気を行い、GPUファンでブラケットから排気するようだ

  • LEDストリップも利用できる