第47回「放送文化基金賞」の各賞が7日に発表され、俳優の草なぎ剛と女優の池脇千鶴が、演技賞に選ばれた。

  • 草なぎ剛(左)と池脇千鶴

草なぎは、ドラマ『ペペロンチーノ』(NHK仙台)で受賞。選考理由は「深い葛藤を抱えながらもストイックに、スタイリッシュに前を向く姿勢を示し得るその演技の深さが評価された。シンプルに、しかし奥深くという作品のテーマを絶妙に表現した」。

池脇は、ドラマ『その女、ジルバ』(東海テレビ)で受賞。「うだつの上がらない女性から徐々に変貌して光り輝いていく過程の表現力は驚がくすべきものであった。この作品のインパクトは彼女の演技力に拠るところが甚大である」と評価された。。

『ペペロンチーノ』は、番組部門・テレビドラマ番組で最優秀賞、脚本の一色伸幸氏が脚本賞を受賞。『その女、ジルバ』は、番組部門・テレビドラマ番組で奨励賞を獲得した。テレビドラマ番組では他にも、『MIU404』(TBS)が優秀賞、『あんのリリック-桜木杏、俳句はじめてみました-』(WOWOW)が奨励賞を受賞している。

その他の最優秀賞は、番組部門・テレビドキュメンタリー番組が『メ~テレドキュメント 面会報告』(メ~テレ)。番組部門・テレビエンターテインメント番組が『ウマい!安い!おもしろい! 全日本びっくり仰店グランプリ』(中京テレビ)。番組部門・ラジオ番組が『塀の中のラジオ ~贖罪と更生岡山刑務所から』(山陽放送)となっている。