アデランスは5月20日、シャープと共同で開発したヘアドライヤー「N-LED Sonic KAMIGA」を発売する。価格は47,300円。全国のアデランス、レディスアデランスのサロン、直販サイトやECサイト、家電量販店などで販売する予定だ。

  • N-LED Sonic KAMIGA

N-LED Sonic KAMIGAは、2017年に発売した「N-LED Sonic」に続く新機種。アデランスのヘアケア技術と、プラズマクラスターを始めとするシャープの技術を掛け合わせた共同開発製品の第5弾となる。本体カラーはイタリアンレッドの1色。

新機種では、新たに速乾方式「ドレープブロー」を採用。アデランス独自のLED光源「N-LED beam」は赤色LEDに青色LEDを加えて強化を図り、スカルプケアなどが可能な「KAMIGAモード」を新たに搭載した。

ドレープブローは、ドライヤーの吹出口が左右2つに分かれた構造により、風が髪を立体的に押し分けてドレープ状に髪の表面をなびかせる仕組み。風が髪の広範囲に届くのでよりすばやく乾かす。

  • 風の吹出口が左右に分かれている

  • 髪をドレープ状になびかせるドレープブロー

また、シャープの独自技術「センシングドライモード」が、髪とドライヤーの距離を自動で計測。ヘアドライ中、ドライヤーと髪の距離に関係なく髪の表面温度を約55℃以下(目安)に保つように自動調節し、熱による髪のダメージや過乾燥を抑える。

  • 吹出口に温度と距離を測るセンサーを持つ

  • センシングドライモードにより、ユーザーはドライヤーと髪の距離を気にせず最適な温度で使える

ドレープブローとセンシングドライモードの相乗効果により、従来機種のN-LED Sonicと比べて、ドライ時間は約50%短縮。プラズマクラスターイオンの効果は、髪の静電気は約96%低減するとしている。

  • 赤色LEDと青色LEDを4個ずつ照射する新しいN-LED beam

N-LED Sonic KAMIGAのモードは、「HOT」「SENSING」「BEAUTY」「SCALP」「KAMIGA1」「KAMIGA2」という6種類。

このうちKAMIGA1は、かっさアタッチメントの有無でさらに2モードに分かれる。少々分かりにくいが、モードの呼称は全部で7つあることになる。

KAMIGA1は、アタッチメントを装着していないときは、「カミガセンシングモード」となり、髪からの距離に合わせて髪の表面温度の目安が約55℃以下となるよう温風をコントロール。かっさアタッチメントを装着すると、「カミガスカルプモード」に自動的に切り替わり、約50℃の低温風でスカルプケアする。

KAMIGA2は「カミガ弱冷風モード」と呼ばれ、かっさアタッチメントを装着して、静かな弱冷風でスカルプケア。お風呂上がりや夏の暑いとき、育毛剤を塗布した後などの使用に適している。

かっさアタッチメントは「カミガハンド」と、「カミガかっさ」の2つがあり、付け替えて利用する。カミガハンドは、人の指をイメージした12本の突起が付いており、頭の丸みとらえてフィットし、上下左右にスライドさせたりバウンドさせたりすることで頭皮を心地よく刺激。生え際から引き上げるように使うのもおすすめとしている。

  • 指のような12本の突起が付く「カミガハンド」

もう1つのカミガかっさアタッチメントは、ポイントケア用の短いハンド。弾力と形状の異なるシリコンピンを配置し、気になる部分を集中的に刺激する。

  • 短いシリコンピンが並ぶ「カミガかっさ」

BEAUTYモードは、自動で温風と冷風の切り替えを繰り返す動作。さらに「シーズナル」と「ノーマル」の2モードに分かれ、シーズナルは周囲の温度を感知して季節に合った温風と冷風を繰り返す。ノーマルは周囲の温度に関係なく高温風と冷風を自動で繰り返す。髪にツヤを出したい場合などに良いとのことだ。

このほか、付属の専用スタンド「カミガスタンド」にドライヤーをセットすれば、ハンズフリーで髪を乾かせる。使用後は電源コードをまとめてスタンドに収納しておける。

  • 専用のカミガスタンドを使えばハンズフリードライヤーとしても利用可能

消費電力は1,200W(HOT・TURBO運転時)。温風温度は約95℃(室温30℃ HOT・DRY運転時)、風量は毎分1.1立方メートル。重さは本体が約665g(コード含む)。カミガハンドは約85g、カミガかっさは約53g、セット用ノズルは約43g、カミガスタンドは約190g。電源コード長は約2.5m。カミガハンド、カミガかっさ、セット用ノズル、カミガスタンド、取扱説明書(保証書付)、ユニット清掃ブラシが付属する。