俳優の菅田将暉が主演する日本テレビ系ドラマ『コントが始まる』(毎週土曜22:00~)の福井雄太プロデューサーが7日、取材に応じ、撮影現場でのキャストたちの様子などを語った。

  • (左から)神木隆之介、菅田将暉、仲野太賀=日本テレビ提供

菅田、有村架純、神木隆之介、仲野太賀、古川琴音というキャストたちによる20代後半の若者たちの青春群像劇を描く同ドラマ。福井Pは「自分の中で考える最高のメンバーとお仕事させてもらっています」と手応えを語る。

お笑いトリオ「マクベス」を演じる菅田、神木、仲野の撮影現場での様子を聞くと、「全員ボケますし、それに対して全員ちゃんとツッコむので、いいバランスの3人だなと思います。本当に仲がいいんです。お芝居をする、表現をするということでもいろんな話し合いをされてますし、本当に他愛もないことも含めて話されている姿を見て、『この人たちと一緒に作品を作れて楽しいな』と思って、僕も一緒に青春させてもらってる感じなんです。すごく素敵な雰囲気が流れてるなと思います」と報告。

3人はコントに対して、「芸人さんの存在をとてもリスペクトしています。マクベスとして一生懸命笑いを取ろうとしているという切実さも含めて話し合いながら表現しているので、すごい真摯(しんし)に取り組んでいる、この真摯という言葉がぴったりハマるなという感じですね」という。

『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(19年)でもタッグを組んだ菅田について、福井Pは「自分が伝えたいと思っていることを、最高を超えた形で表現してくれるのが菅田将暉という男なんです」と表現。

今作においても、「僕自身ともそうですけど、俳優陣たちと信頼し合って20代後半の人たちの生きる姿を伝えて、“見てくださる人たちが少しでも幸せになっていくものを”という僕の思いを最高を超えた形で相変わらず表現してくれるので、僕にとっては一番信頼できる相棒だなと改めて思ってお仕事させてもらってる感じですね。本当に今も楽しいですね」と、充実の様子だ。

そして、菅田と有村の相性については「むちゃくちゃいいですよね。今回は“芸人さん”と“ファン”という異質な関係軸の中でやっているんですけど、セリフ以上にお互いの距離感や空気感で、どういうふうに相手のことを思ってるかとか、どういうふうに感じているかということをすごい出してくれる2人なんです」と感心。

「『こういうふうにセリフを言おう』とか『こういうお芝居をしよう』ということで集まってる感じじゃない。本当にその場にいてそこで会話をして、どう感じてどう思って、どういうふうに言葉を出すんだろうというところを含めて、自然にやってしまっている。それは信頼関係がないとできないと思うんですよね。どっちも主演として活躍されているお2人で、受けることも出すことも、本当にエネルギッシュにやっているので、言葉が重なれば重なるほど、そのシーンがずっと見ていたいものになるという、すごく特別な人たちだなと感じますね」と絶賛した。