加藤勝信 官房長官は4月22日の午後の定例記者会見において、最初にインドで確認された1つの新型コロナウイルス内に2つの変異の特徴を有するB.1617と呼ばれる「二重変異株」が日本国内でこれまでに5件確認されたことを明らかにした。

B.1617は、免疫を逃れるような特徴が従来株よりも強くなっており、強い感染力とワクチンが効きにくいという2つの特徴を有するとされ、インドで3月中下旬より急激に新型コロナの感染が再拡大した要因の1つと見られている。

なお、B.1617はすでに英国などでも確認されているが、日本政府としても引き続き、当該変異株に対する情報収集ならびに評価分析を進めるとともに、水際対策の強化や変異株に対する監視体制の強化などをつうじて感染防止対策を徹底していきたいとしている。