いつの時代も、お金の悩みは私たちにとって大きなストレスとなります。「貯金ができない」「ローン返済が苦しい」「どの保険に入ればいいのかわからない」など、抱える悩みはある程度共通しているかもしれませんが、収支バランスを含めたマネー環境は個々人で異なります。そのため、「今の自分にとって何をするのが正解なのか」を見極めるのがとても難しいです。

そんな自分の力で解決できなさそうなお金の悩みは、経験豊富なファイナンシャルプランナー(FP)に相談してみるといいかもしれません。今回の相談主は、現在離婚調停中の女性・T子です。

【あわせて読みたい】
初心者でもできる! 手軽に始められる貯金のコツ3選
  • 年収が全額支給される訳ではない

    FPがあなたのお金の悩みにアドバイスします

2人の子を1人で育てるため、FX投資を始めたい

【相談内容】

1年前に元夫と別れ、現在離婚調停中。今は子ども2人(17歳、10歳)とアパート暮らしをしています。知人の紹介でさまざまなパート勤めをしていて生活できるだけの収入はありますが、子どもたちの進学や自分の老後のための貯金をする余裕はありません。

少しは貯金があるのでそれを増やせるよう、FX投資をしようかと思います。インターネットのデモ取り引きをやってみたところ、順調に利益を得られたので実際にやっても大丈夫かなと思うのですが、念のために専門家のご意見をお聞きできればと思います。

あと、養育費などはまだ話し合いの途中ですが、あまり当てにはしていません。今のパートでは社会保険にも加入させてもらっていますし、飲食関係なので売れ残った食材やお惣菜をいただけたりして食費はあまりかからず助かるのですが、自分自身で子ども2人を養えるよう、できれば正社員として働きたいと就職先を探しているところです。

続いて、T子さんの詳細なプロフィールをみていきましょう。

相談者プロフィール

【家族構成】

T子さん(パート勤め・45歳女性、離婚調停中)、長男(17歳)、長女(10歳)

【居住状況】

賃貸アパート暮らし

収入 世帯月間 14万円程度
T子さん(手取り) 14万円程度
支出 世帯月間12万円程度
家賃 4万円
食費 2万5,000円
電気・水道料金 1万円
通信費 7,000円
保険料 共済:1,800円
自動車関連 1万円
衣服・美容代 7,000円
交際費、雑費等 1万5,000円
貯蓄 世帯貯蓄 170万円
定期預金 120万円
普通預金 50万円

【補足情報】

貯金は元のご主人と別れる前にT子さんのパート収入からコツコツ貯めていた貯金と、長女分の児童手当を使わず貯金しているとのことです。長男はバイトをして自分の衣服なども自分で買うためあまりお金がかからず、衣服や美容代はT子さん自身と長女の2人分とのことです。