米Facebookが音声チャットサービスの開発に乗り出したと米New York Timesが報じている。ユーザーを急増させている音声SNS「Clubhouse」を意識した製品で、開発は初期段階にあるという。

Clubhouseは、会話がリアルタイムで進む相互的な音声コミュニケーション、気軽に参加できる自由さや使いやすさを特徴とし、限られた招待制というプレミア感もあって注目を集めている。1月末にElon Musk氏が登場し、GameStop株急騰問題の際にRobinhood共同CEOのVlad Tenev氏に質問したことがニュースになるなど、著名人の参加も話題性を生んでいる。先週、FacebookのMark Zuckerberg氏もClubhouseに参加して仮想現実や拡張現実の今後について語っていた。

Facebookは、SnapchatやTikTokといった競合の台頭に対して、Instagramの「Stories」や「Reels」といったサービスで対抗してきた。ソーシャルオーディオサービスについては、Twitterも「Spaces」というサービスの開発を進めている。