楽天は1月28日、楽天市場店舗向けのカンファレンス「楽天新春カンファレンス2021」をオンライン開催した。このなかで同社代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏は、MNO事業「楽天モバイル」が1月29日に実施する新料金発表会に触れ、「衝撃的な新料金を発表する」とコメントした。

  • 三木谷氏は楽天モバイルをエコシステムの中核に位置付け、拡大していくとコメントした

楽天モバイル事業は2020年4月に正式提供を開始した。当初から300万回線契約の目標をかかげ、300万契約までは、2,980円(税別)の月額料金を1年無料で使える施策を実施している。

三木谷氏は「300万回線は1つの大きな目標だったが、現在200万契約を突破した。いまは1日平均で7,000件強入っている」と契約数の伸びを強調。1月29日に実施予定の新料金プラン発表会についても言及し、「明日、新料金の衝撃的な発表をさせていただく」と話し笑顔を見せた。

このほか、すでに楽天市場を使っていたユーザーが楽天モバイルに加入した場合、その後1人あたりの月間流通総額が44%上がっていることや、楽天モバイル契約者の55.1%が2020年12月に楽天市場で買い物しているなどのデータを紹介し、「楽天モバイルは、楽天経済圏(楽天ID、ポイントなどが各サービスで利用できる)で非常に重要な存在になっていく」とコメント。「楽天モバイルをエコシステムの中核に位置付け、エコシステムを拡大していく」などと語った。

【記事修正】タイトルの一部を修正しました(2021年1月28日 17:15)