東武鉄道は、2021年春に実施するダイヤ改正で、東武スカイツリーライン・大師線・東上線の最終列車時刻を10~15分繰り上げると発表した。

  • 東上線の座席指定制列車「TJライナー」

最終列車の時刻繰上げは、新型コロナウイルス感染症の拡大による輸送需要の変化に対応するとともに、労働環境の改善を図ることを目的としている。平日24時台を中心に、東武スカイツリーライン浅草~北春日部間と大師線、東上線池袋~川越市間の最終列車の時刻を10~15分程度繰り上げる。東武アーバンパークラインについては、東京郊外を環状に結び、都心からの乗換え需要が多い特性を踏まえ、繰上げを実施しない。

東上線では、新しい生活様式への対応やピーク時の混雑を避けたいという要望など、多様な通勤需要に応えるため、平日朝の時間帯に2本運行している座席指定制列車「TJライナー」を7時台・8時台に各1本ずつ増発し、合計4本の運行とする。