フジテレビでは、新たな総合バラエティ番組『Do8(ドエイト)』を、12月12日・19日・25日(25:45~26:45)に放送する。お笑い第7世代芸人の3時のヒロイン、ぺこぱ、四千頭身に、モデルの久間田琳加を加えた9人をレギュラーメンバーに迎え、同局の伝統枠「土曜8時」を目指す。

  • (左から)3時のヒロイン、ぺこぱ、四千頭身、久間田琳加=フジテレビ提供

この番組は、9月で終了した深夜バラエティ『ウケメン』のスタッフが集結し、コントを中心に、トーク、ドキュメントVTR、体を張ったゲームなどを展開。『オレたちひょうきん族』(81~89年)、『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!』(90~93年)、『めちゃ×2イケてるッ!』(96~18年)を放送してきた土曜8時枠を目指し、幅広い層が楽しめる内容を意識するという。

収録では、自分の出番の数時間前にもかかわらず現場入りし、他のメンバーのコントや演技をスタジオで見つめる姿も。主な企画は、以下のとおり。

●「はい」って言うゲーム
 …四千頭身・都築が“考えた”ゲームで、“はぁって言うゲーム”のニオイ版。挑戦者は、ある臭いニオイを嗅いで「はい」と言う。その「はい」を手がかりに他のメンバー達は挑戦者が何のニオイを嗅いでいるのかを推理し、当てる。

●鼓膜のグルメ
 …料理を、目、鼻そして「耳」で味わうスペシャルなレストランにゲストをお迎えする。名店の一皿が作られる過程の音を聞き分けられた客だけが、それを味わうことができる。

●カミングアウト学園
 …福田先生に指名された生徒は、今まで明かしたことのない自分の秘密をその場で発表しなければならない。

●決めつけの刃
 …ぺこぱ・松陰寺扮(ふん)する炭治郎がバーで出会った美女(久間田)に対していろいろな決めつけをしながら妄想する。

●今日から俺はな!!
 …ヤンキー同士(ぺこぱ・シュウペイ、四千頭身・都筑)が“鼻息相撲”でガチ勝負する。負けた方は激辛ソースが自分の鼻にぶち込まれてしまう。

●藤井モウソウ太
 …100手先を読む天才・藤井モウソウ太(四千頭身・都築)が超人気モデル(久間田)の一手に対し妄想が膨らみすぎてしまい…。

●四輪頭身
 …底辺YouTuber「四輪頭身」(四千頭身)がアクセル全開で挑む動画企画。

レギュラー出演者のコメントは、以下のとおり。

■3時のヒロイン

――『Do8』の企画を聞いたときの印象は?

福田麻貴:私たちは『ウケメン』から出演させていただいていますが、本当に芸能界に“隠れファン”が多かったくらい評判が良かったんです。それが進化して、新たにコントができる、ということでいい予感しかしなかったです。

ゆめっち:『ウケメン』の時から、子どもの頃から見ていたコント番組に自分が入るというだけで夢のようでした。この番組はもっとアップデートするわけですから、ワクワクしかありません。

かなで:『ウケメン』の時からお世話になった最高のスタッフさんと、今をときめくタレントさんたちとTogether(トゥギャザー)し、素晴らしい座組ができたと思いました。一足先にPR動画を見せていただいたのですが、キラキラしていました!

――“土8”枠を目指していく思いについて。

3人:土8、と言えば“めちゃイケ”ですよ。

福田:“めちゃイケ”の系譜である『はねるのトびら』や『ピカルの定理』まで、そこに関わったスタッフさんも多く、光栄です。

かなで:これは、土8行くんじゃないか、って思っています。

――収録の途中ですが、印象に残っているコントは?

福田:“今日から俺はな”は、めっちゃバズる気がします。私も出演していますが、お客さんのような気持ちで見ていました。

ゆめっち:まだ詳しく言えませんが、美しい人たちの“キス顔”が拝める企画があるんです。これは、この番組でしか見られない貴重なものだと思いますよ。

かなで:私が『ウケメン』時代からやっている、お題をもらってボケるコントがあるのですが、スタッフさんにだいぶ助けてもらっていて、スタジオがウケた時は、裏で“シャーッ”ってガッツポーズしていました。

――『Do8』メンバーについて。

福田:いろいろな番組でご一緒しますが、共に笑いを作るというのは初めてです。皆頼りがいがあってお互いが面白くて。現場はテンションが高く、士気が本当にすごいことになっています。

ゆめっち:スタッフさん含めて皆楽しそうです。一丸となっている感じが強豪校の部活みたいです。強い人が引っ張ってくれて、学ぶことが毎回たくさんあって、青春している感じです。

かなで:『ウケメン』時代のメンバーは、テレビに出ていないころからの仲間で今も仲良しなんです。今回の番組が決まったときに“比べてしまうかな”と実は心配していたのですが、一日で吹き飛びました(笑)。『Do8』のメンバーも怖くないし、特にぺこぱさんはリーダーみたいで優しいんですよ。

■ぺこぱ

――『Do8』の企画を聞いたときの印象は?

松陰寺太勇:素直にうれしかったです。芸人さんたちで作るコント番組はよく見ていましたが、実際に出たことがなかったですし、最近そういう番組も少ないですしね。

シュウペイ:僕たちは今年テレビに出させてもらえるようになって、漫才しかやってこなかったので、深夜などで見ていた感じの企画に自分たちがチャレンジすること自体にワクワクしました。

――“土8”枠を目指していく思いについて。

松陰寺:あの枠に入れたら、本当にすごいことですよね。行けたらうれしいです!

シュウペイ:“めちゃイケ”を見ていた世代ですが、あの一致団結している感じは体験したことのない制作スタイルで新鮮です。

――収録の途中ですが、印象に残っているコントは?

松陰寺:“決めつけの刃”ですね。僕が主役なのですが、今乗りに乗っている『鬼滅の刃』のパロディーですから、いろいろなご意見が放送後出てくると思いますが、覚悟の上でやったので見ていただきたいです。あと、この番組では一回も(トレードマークの)紫スーツを着ていないんですよ。それだけでも見応えあると思います。

シュウペイ:体を張る系の“今日から俺はな”ですかね。ゲストと対決するのですが、どっちに転んでも芸人としてはオイシイんです。僕は本気で挑みましたからね!

――『Do8』メンバーについて。

松陰寺:世代的に言うと、オレたちは一回り上になるのですが、今までオレたちは養成所にいたわけでもなく孤独でしたね。“今、仲間は誰?”って聞かれたら、こう答えるだろう。このメンバーですって ピュ~ウ♪ どうもありがとう。

シュウペイ:皆後輩ですが、僕たちも出始めなので、周りの力を借りながらいいところを出し合って、お笑いバラエティーをやっている感じです。楽しい仲間になっていると思います!ぜひ、みんな見ておくんなましーー!!

■四千頭身

――『Do8』の企画を聞いたときの印象は?

後藤拓実:うれしさもあり、気まずさもあり…。“『ウケメン』がめっちゃ好きです”って言っていたのに、後輩も出ていたのに、番組が終わってしまい『Do8』が始まることになって。“狙って言っていたんじゃないか”って言われそうで。でもこの番組が続けば、『ウケメン』メンバーも出られるかもしれないし、本気でがんばりたいです。

都築拓紀:『AI-TV』という番組でレギュラーをやらせていただき、もちろんその後もネタ番組等には出演させていただいていましたが、“やっとフジテレビに戻ってこられた”“生き返ったわ”という感じです。

石橋遼大:(『AI-TV』を担当していた)石川(隼)ディレクターとまた一緒にお仕事させていただきうれしかったです。ただ、石川さんはぶっとんでいるので、『AI-TV』の時みたいなレギュラー入れ替え企画、とか言い出さないでほしいです。

都築:そうなんです。僕たちは石川さんにオーディションで選んでもらったので、モチベーションが上がっていますが、石川さんは変わらずぶっとんでいます(笑)

後藤:僕は一回泣かされていますからね。しかも、泣いているのに「コントだからね、笑いにしないと」って怒られましたからね(苦笑)

――“土8”枠を目指していく思いについて。

後藤:僕らが見ていた“めちゃイケ”などが、今の若い人たちにとっては『Do8』だね、ってなれたら最高です。

都築:全員一致ですわ!

石橋:比べられるでしょうけど、僕らの“今の感じ”で作れたら、と思います。

都築:今回放送して、評判が上がって、年明けもまた続きの収録ができるようにがんばります!

――収録の途中ですが、印象に残っているコントは?

藤井モウソウ太

後藤:“藤井モウソウ太”ですね。都築くんの顔が面白いです。顔とか嘔吐(えず)きとかが一番面白いです。

都築:リアクション大会が多いですからね。“四輪頭身”も現場ではいろいろ試行錯誤・議論がありました。

石橋:ぼくは出ていないのですが、オーディション企画というのがあり、後藤くんも都築くんもリアクションが面白かったです。

――『Do8』メンバーについて。

後藤:かなでさんは、勢いタイプかと思ったら、いい一言言ったりするんですよ。

都築:そう。3時のヒロインは、コントの世界を崩さずに生きる一言を残すのは、『ウケメン』の経験が生きているからではないでしょうか。

石橋:シュウペイさんがコントの最後にオチの一言をアドリブで急に入れてきて、ハプニングっぽくなった場面もありました。

都築:松陰寺さんも“回し”みたいな立場になって、なかなか見られない一面が出てきて楽しかったです。

3人:とにかく、“りんくま”(久間田琳加)がかわいすぎる!隙があれば、見つめています!

■久間田琳加

――『Do8』の企画を聞いたときの印象は?

久間田:番組タイトルだけ聞いたら、どんな番組になるのだろう?というワクワク感があり、スタッフさんも(複数回ゲスト出演した)『ウケメン』時代からお世話になっている方ばかりだったので楽しみでした。

――“土8”枠を目指していく思いについて。

久間田:“めちゃイケ”世代なので、土曜8時はよくフジテレビの番組を見ていました。収録現場にいるだけで、「土8目指すぞ」という思いや熱が伝わってきて、皆さんの番組に対する本気度がすごいです!

――収録の途中ですが、印象に残っているコントは?

久間田:『ウケメン』時代から続く低周波でビリビリするコントは、いつまでたっても慣れないですね(笑)。“決めつけの刃”では、松陰寺さんにビンタをしたのですが、コントってここまで振り切らないといけないんだ…、と衝撃を受けました。でも松陰寺さんは“大丈夫ですよー”と優しく対応してくださったので助かりました。

――『Do8』メンバーについて

久間田:最初は芸人さんに混じってコントをするということで、不安もありましたが、皆さんとても優しくフランクで、何をしても受け止めてくださるので、安心して収録にのぞめています。特に3時のヒロインさんとは、合間にお洋服や美容のことなど、まさに女子トークをして楽しんでいます!

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