ドラマ『6 from HiGH&LOW THE WORST』(日本テレビ毎週木曜24:59〜 他放送 全6話)が19日より放送される。同作は、EXILE TRIBEによるエンタテインメントPJ『HiGH&LOW』シリーズと、高橋ヒロシ氏(※高は、はしごだか)による不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画『HiGH&LOW THE WORST』のスピンオフドラマで、希望ヶ丘団地(通称:絶望団地)幼馴染6人のその後の世界を描いたもの。

鬼邪高校 全日制 花岡楓士雄(川村壱馬/THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)を筆頭に、尾々地真也・正也の“オロチ兄弟”(中務裕太・小森隼/GENERATIONS from EXILE TRIBE)、頭が良く常に成績トップの桐原誠司(白洲迅)、お転婆で勝ち気な石井マドカ(富田望生)、内気でやさしい前川新太(矢野聖人)の6人がタイムカプセルを掘り起こしたことから物語が始まる。楓士雄(川村壱馬)のことを探し回る、"謎の男" 坂田基晃役の森崎ウィンといった新たなキャストも明らかになり、盛り上がりを見せる同作について、川村にインタビューした。

  • ドラマ『6 from HiGH&LOW THE WORST』に出演する川村壱馬

    ドラマ『6 from HiGH&LOW THE WORST』に出演する川村壱馬 撮影:宮田浩史

■絶望団地の6人でLINEグループも

――ドラマでまた『HiGH&LOW THE WORST』の世界に会えることになりますが、川村さんは企画を聞いた時にどんな気持ちでしたか?

この1年で、演技も少し入るようなMVなどはありましたが、じっくりお芝居に取り組む作品は久しぶりだったので、またハイローでお芝居できるのが嬉しかったです。ただ、すごく空いたという感覚もなく、現場もアットホームで、スタッフさんなどのチームも変わらないので、めっちゃ楽しかったです。

毎回ですが、撮影が終わっていくごとに寂しくなるんですよね。クランクアップの時には、「帰りたくない」と、いつもより30分ほど長く撮影現場に残ってしまいました。まだ撮影は続いてたんですけど、噛み締める時間がありました。

――instagramなどの状況から「ずっと撮っているんじゃないか」みたいな噂も立っていたみたいですが…。

それはもう(笑)。ハイローの撮影は本当にすごいです。

――「絶望団地の6人を中心にした話」だと聞いたときはどんな印象でしたか?

意外だという感じでもなく、「どうなるんだろう」と、シンプルに楽しみでした。高橋先生が愛情を込めて書いて下さった6人なので、頑張ろうと思いました。

――久々に6人で再会して、空気感はよみがえりましたか?

もう、久しぶりに会った気がしなかったです。すぐあの感じが戻ってきましたし、逆にあの頃より仲良くなっているんじゃないかな? よく、その時にLINEグループができても、撮影が終わるとあまり盛り上がらない……ということも聞くんですけど(笑)、絶望団地のLINEグループは、ずっと動いていました。頻繁に連絡を取るわけではないんですが、何かあればメッセージを送り合って途切れないという幼馴染み感、安心感がありました。前回の撮影でもそんなに長い時間を一緒に過ごしたわけじゃないのに、小中学校いっしょだったっけ? というくらいの空気感がありました。

――ちなみにそのグループの名前は「絶望団地」だったりするんですか…?

「絶望団地の希望の星」だったかな? あれ、「絶望の希望」? ちょっと確認していいですか? ……「絶望団地の希望の星」でした! しっかり、みんなの写真(原沢商店前の集合写真)をグループのトップ画像にして(笑)。最高ですよね。

――最高ですね。オロチ兄弟の中務さん、小森さんとはいかがでしたか?

裕太さんが「久しぶりやな」(真似して)と言ってくれて(笑)。お二人ともめっちゃ面白くて、率先して盛り上げてくださるんです。新太役の矢野聖人くんが1番年上なんですけど、お二人が急に「聖人〜」と呼び捨てにして、聖人君も「そうだね……おい!」という感じのノリツッコミが完璧で、いつも笑っていました(笑)。

――そんな素敵な現場の『6 from HiGH&LOW THE WORST』ですが、どんなところが見どころとなっていますか?

かなり感動できる内容です! ハイローらしいアクションもありながら、深い友情物語になっています。6人にフォーカスが当たって、感動のシーンがいっぱいあると思います! 6人以外の部分でも感動できるので、楽しみにしていてほしいですし、共感できるシーンも多いと思うんです。より、等身大な幼馴染たちの話になっています。

――ハイローは応援上映を取材してもファンの方の着眼点がすごいと思うことが多いです。映画『HiGH&LOW THE WORST』では、楓士雄が佐智雄(志尊淳)から缶を渡されて「えっ、ジュースも奢ってくれるの!?」と喜ぶシーンで、「コーヒーだよ〜!」とツッコミが入ったりとか。

たしかに!! 自分でセリフを言っている時も、ちょっと思っていました! でも、甘い感じのだったらジュースでもいいかな? と(笑)。

――そうだったんですね(笑)。そういう熱心なファンの方も多かったですが、映画の反応で印象的なものはありましたか?

1番多かったのは「川村壱馬って、本当に楓士雄の人?」という感想かもしれません。普段の僕と楓士雄って、性格も全然違いますし、初見の方は特に認識できないみたいで。役者としても100%頑張っている身としては、「完全に違う人を演じることができている」と言っていただているようで、すごく嬉しかったです。

――シリーズを見ていると、また『ザワ』で新しいファンの方も増えたのかな、という感覚がありますし、今Netflixでは世界に配信されていますが、そういった流れや海外の方の反応は感じていますか?

「『HiGH&LOW THE WORST』を観て好きになった」という方がブログなどにコメントをくださることも多いですし、海外の方のコメントもけっこうあります! メンバーが教えてくれたんですが、Instagramでも、見てくださっている方のデータを見ると、タイやインドネシアの方のパーセンテージが高かったり。「すごいね、ハイローの影響もあるのかな?」と話したりしていました。

――映画もドラマも、そうやって海外に広めていきたいなという思いはありますか?

まだ求められているという実感まではいかないけど、広がるチャンスはあるんだと思いました。もともと世界展開は目標だったので、自分で起こせるアクションはできたらと思っています。WeiboやFacebookを一気に更新してみたり、ちょっとずつやっていこうと。ただ、なかなかタイミングがつかめないところもあって……。文面は準備したりしているんですよ! でも、いざ投稿しようとした時に、アプリで見ると「ロサンゼルスは深夜か。めっちゃ寝てる!」と思ったり。朝がいいのか、夜がいいのかなども探りながら更新しています(笑)。ぜひ世界に広がっていきたいです。

■川村壱馬
1997年1月7日生まれ、大阪府出身。THE RAMPAGE from EXILE TRIBE のメンバー(ボーカル)。2014年4月、「VOCAL BATTLE AUDITION 4」に合格し、同年9月、同グループの正式メンバーに。2018年にドラマ『PRINCE OF LEGEND』で俳優デビュー。他、同シリーズの映画版『PRINCE OF LEGEND』(19)、その続編となる映画『貴族降臨 -PRINCE OF LEGEND-』(20)、映画『HiGH&LOW THE WORST』(19)に出演するなど俳優としても活躍する。

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