日本旅行は12月19日実施のツアー「貸切列車で行く夜の鶴見線探訪 港湾・工場夜景の旅」を10月27日15時から販売開始する。川崎市観光協会の協力の下、鶴見・川崎臨海工業地区を走るJR鶴見線で日没後に貸切列車を運行し、鶴見線全線を走破する。同乗する川崎工場夜景ナビゲーター(ガイド)の案内により、沿線の運河沿いの佇まいや港湾・工場夜景を楽しめる。

  • 日本旅行が「貸切列車で行く夜の鶴見線探訪 港湾・工場夜景の旅」を実施

JR鶴見線は神奈川県の鶴見駅を起点として、京浜工業地帯の中心部である鶴見・川崎の臨海工業地区を走る路線。線路は大企業をはじめ多くの工場・倉庫などが林立する中を縫うように走り、終点が3駅(扇町駅、大川駅、海芝浦駅)あるほか、工場への引き込み線も延びるなど、複雑な形態となっている。

通勤時間帯は沿線の工場などに勤務する多くの通勤客で混み合うが、通勤時間帯以外や休日は乗客も少なく、ひと気のない工業地帯をのんびりと走るローカル線に様変わりする。とくに日没後は、遠望する高速道路に車のヘッドライトが流星のように走り、沿線の工場には保守用の照明が城郭を照らすように灯る神秘的な夜景が展開される。

今回の企画では、通常は鶴見線ではほとんど例がない貸切列車(205系3両編成)を運行することにより、普段は運転本数が少なく全線乗車の障害となる大川支線を含め、鶴見線全線を走破。各車両に工場夜景ナビゲーターが乗車して沿線の夜景を案内し、折返しの駅では付近の工場夜景スポットも案内する。行程の途中、昭和の雰囲気に触れることができる国道駅にも下車する。

  • 夜の鶴見線を走破し、工業地帯の夜景も眺められる

ツアー当日の12月19日は、鶴見駅を17時に出発し、22時40分に鶴見駅へ戻る行程となる。申込みは10月27日15時から、「日本旅行 大阪法人営業支店」のツアー専用サイトのみで受け付ける。「Go To トラベル」事業支援対象商品で、代金は支払い実費で大人5,200円・小人4,810円となる。