新型コロナウイルス感染防止のため、今や日常生活に欠かせないものとなったマスクだが、女性にとって悩ましいのが「マスク着用時、メイクはどうするか」という問題。マスクによるメイク崩れなど、これまでとは違うメイクの悩みに直面している女性も多いのではないだろうか。

そこで今回は、マイナビニュースの女性会員502名に、マスク着用時のメイク事情について尋ねてみた。

Q. 新型コロナウイルス感染拡大防止にマスクをつけるようになりましたか?

はい 93.6%
いいえ 6.4%

Q. (「はい」と答えた方にお聞きします)マスクをするようになってメイクは変わりましたか?

はい 62.8%
いいえ 37.2%

Q. (「はい」と答えた方にお聞きします)マスクをつけるようになってメイクのどんなところが変わりましたか?(自由回答)

メイクをしなくなった

・「メイクをしなくてもいいか、と思うことが増えて実行している。楽……!」(32歳女性/奈良県/事務・企画・経営関連)
・「マスクにつくのもいやだし、面倒くさいので化粧をしなくなった」(36歳女性/東京都/その他・専業主婦等)
・「保湿はしっかりするが、マスクをするので化粧はまったくしなくなった」(57歳女性/大阪府/その他・専業主婦等)
・「外出回数が減少したため、化粧自体をしなくなった。マスクをするので口紅もつけなくなった」(41歳女性/東京都/その他技術職)

薄くなった

・「薄くしています。崩れてしまうので……」(54歳女性/栃木県/専門職関連)
・「お化粧は、全体的に薄くなりました」(46歳女性/福岡県/専門サービス関連)
・「メイクを薄くし、マスクにつかないようにした」(40歳女性/福島県/建築・土木関連技術職)

ファンデーションをやめた

・「マスクが汚れるのでファンデはつけなくなった」(41歳女性/東京都/専門サービス関連)
・「はじめはいつも通りメイクをしてからマスクしていたが、肌荒れしてファンデーションを使わなくなった」(35歳女性/奈良県/その他・専業主婦等)
・「ベースメイクは日焼け止めとベビーパウダーを使用するようになった」(36歳女性/愛知県/販売・サービス関連)

口紅やチークをつけなくなった

・「口紅をまったく使わなくなった」(45歳女性/岐阜県/事務・企画・経営関連)
・「チークやリップ(色つき)をつけなくなった」(47歳女性/東京都/専門サービス関連)
・「口紅ではなくリップクリームを塗っている」(48歳女性/和歌山県/事務・企画・経営関連)

アイメイクはしっかり!

・「アイメイクをいつもより濃いめにしている」(43歳女性/埼玉県/事務・企画・経営関連)
・「目元だけ濃くなった」(39歳女性/岡山県/その他・専業主婦等)
・「全体メイクでなくマスクで隠れない目元のみのメイクに」(43歳女性/東京都/その他・専業主婦等)
・「ほぼ1日中マスクをつけていますので、ファンデーション・チーク・リップなどのメイクをしなくなりました。アイブローやマスカラなどのアイメイクに時間をかけるようになりました」(53歳女性/福岡県/その他・専業主婦等)

落ちにくいアイテムを使う

・「マスクに移らないリップをするようになった」(69歳女性/新潟県/クリエイティブ関連)
・「落ちにくい口紅を使うようになった」(61歳女性/愛知県/営業関連)
・「落ちにくいものを使うようになりました」(39歳女性/埼玉県/専門職関連)

メイクは顔半分のみ

・「上半分しかメイクをしなくなった」(37歳女性/大阪府/営業関連)
・「マスクで隠れる部分のメイクをしなくなった」(27歳女性/愛知県/事務・企画・経営関連)
・「顔の下半分はメイクしてません笑」(56歳女性/愛媛県/その他・専業主婦等)

その他

・「どうせマスクで取れてしまうので適当になった」(60歳女性/栃木県/専門サービス関連)
・「きちんとベースメイクに力を入れるようになりました」(32歳女性/埼玉県/販売・サービス関連)
・「眉毛を強調するようになった」(43歳女性/大阪府/その他・専業主婦等)
・「化粧の時間が短縮された」(60歳女性/神奈川県/その他・専業主婦等)

総評

「マスクをするようになってメイクは変わりましたか?」という質問に対し、「はい」と答えた人は62.8%だった。具体的には「メイクが薄くなった」という声が多く、なかにはメイクを「まったくしなくなった」という人も。コロナの影響で外出が減り、人に会う機会も減ったため、メイクをする頻度が減ってしまったそうだ。

メイクする場合でも、化粧崩れやマスクが汚れる心配から「フルメイクをやめた」という人が多かった。とりわけ夏はファンデが崩れやすい季節。普段どおり塗ると、マスクの中で崩れてドロドロ……なんてことも。ファンデーションはやめて、下地や日焼け止めだけ塗っている"ノーファンデ派"もいた。

ベースメイクが薄くなった分、「アイメイクに力を入れるようになった」という声も見られた。たとえマスクの下がすっぴんでも、目元さえメイクをしていれば"きちんと感"が出せるもの。ただし、マスクの蒸気でアイメイクがヨレる、またマスクをしていると目元が強調されて見えるため、濃くなりすぎないように注意したい。

他にも「落ちないリップを使うようになった」「お湯と石鹸で落とせるミネラルファンデーションに変えた」「ファンデの粉がマスクにつきやすいので、BBクリームを使っている」といった回答がみられた。新型コロナの影響でライフスタイルが変わり、女性たちの日々のメイクにも、多かれ少なかれの変化が起きているようだ。  

ちなみに同アンケートでオンライン会議で工夫していることを聞いた質問では、「シミが目立ないようにファンデーションを明るくした」「はっきりアイラインをひく」「明るい色のアイシャドウを使うようになった」などが寄せられた。

コロナ下で買い足したコスメとしてあがったのは、「保湿効果のある化粧水」「美容液」「テカリ防止の部分用下地」「マスクが汚れないファンデーション」「マスク焼けしないように、日焼け止め効果の高いベースメイク用品」「化粧をくずれにくくするスプレー」「いい香りのボディクリーム」など。メイクを最小限にするためスキンケアに力を入れる、"おうち時間"を楽しむためのアイテムを選ぶ、というような声があった。

調査時期: 2020年7月22日~7月23日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 502人 調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません