スマートフォン向け位置情報ゲーム「ポケモンGO」は5月26日、「ARブレンディング」と「ポケストップスキャン」という2つの新機能を発表した。

ARブレンディングは、現実世界のオブジェクトをより活かした形で、ポケモンをAR表示できる機能。この機能では、AR表示したポケモンが、カメラに映った現実にある建物などの障害物の影に隠れるようになる。Samsung Galaxy S9、Samsung Galaxy S10、Google Pixel 3、Google Pixel 4などに搭載されているAR機能で体験できるという。

  • ARブレンディングの例。例えば、公園内でポケモンをAR表示させた際、これまではどんな距離に表示されていても現実にある障害物の前に出ていたところ、後ろに隠れるようになり、距離感がより現実に近づいた

また、「ポケストップスキャン」はオプトインとなる新機能。トレーナーから現実世界のポケストップやジムのある場所で、さまざまな角度から撮影した動画のアップロードを募るもので、ポケモンGOの3DマップやAR機能の開発に役立てる。最初はレベル40のトレーナーへ6月上旬に提供され、順次ほかのレベルのプレイヤーも使用できるようになるという。

動画データはサーバにアップロードされた時点で自動的に匿名情報となり、個人が特定される可能性のある顔やナンバープレートなどの情報は、不鮮明化処理が行われるという。