ソニーは、迫力ある低音が楽しめるEXTRA BASSシリーズ初の完全ワイヤレスイヤホン「WF-XB700」を6月6日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭価格は税別15,000円前後を見込む。カラーはブラックとブルーの2色。

  • alt

    EXTRA BASSシリーズ初の完全ワイヤレスイヤホン「WF-XB700」

また、IP55相当の防水・防塵性能とノイズキャンセリング(NC)機能を備え、EXTRA BASSサウンドを採用したスポーツ向け完全ワイヤレスイヤホン「WF-SP800N」も6月27日に発売。価格はオープンプライスで、店頭価格は税別24,000円前後を見込む。詳細は後述する。

  • alt

    ノイズキャンセリング対応のスポーツ向け完全ワイヤレスイヤホン「WF-SP800N」

EXTRA BASSシリーズ初のTWS「WF-XB700」

EXTRA BASSシリーズ初の完全ワイヤレスイヤホン(TWS)となるWF-XB700は、人気のソニー製完全ワイヤレス「WF-1000XM3」(税別25,880円前後)の接続安定性や装着設計を受け継ぎながら、NC機能を省いて低価格化。密閉ダイナミック型の12mm径ドライバーを搭載し(WF-1000XM3は6mm径)、トレンドの音楽に合わせたチューニングで迫力のある低音やクリアな中高音といったEXTRABASSサウンドを楽しめるモデルとして展開する。

  • alt

    WF-XB700の利用イメージ

Bluetooth 5.0に準拠し、コーデックはSBCとAACをサポート。上位モデルのWF-1000XM3と同じ左右同時伝送方式を採用し、左右イヤホン間の接続を不要にした。対応するAndroidスマートフォンとの組み合わせが必須のクアルコム「TrueWireless Stereo Plus(TWS+)」とは異なり、独自の伝送方式によってOSを選ばず、さまざまなデバイスとの間で途切れにくい接続を実現する。

イヤホン本体はIPX4相当の防滴性能を備え、汗をかいたり雨が降っても使えるという(ケースは防水非対応)。耳の中で3点で支える「エルゴノミック・トライホールド・ストラクチャー」によって安定した装着感を実現する。

連続再生時間は、イヤホン単体で最大9時間。付属の充電ケースと組み合わせると計18時間音楽を聴ける。急速充電にも対応しており、10分の充電で連続60分の再生が可能となる。重さはイヤホンが片耳8g。ケースは46gで、ソニーの完全ワイヤレス製品で最も軽く、持ち運びやすくした。USB Type-Cケーブル、ハイブリットイヤーピース(SS、S、M、L各2個)が付属する。

  • alt

    小型軽量な充電ケースが付属

防水&ノイキャン対応+EXTRA BASSサウンド「WF-SP800N」

スポーツ向け完全ワイヤレスイヤホン「WF-SP800N」は、耳にフィットする3次元曲面デザインのアークサポーターを搭載し、激しい運動をしても耳から外れにくいのが特徴。2018年発売のスポーツ向け完全ワイヤレスイヤホン「WF-SP700Nの後継機種で、IP55相当の防水・防塵性能に強化した(従来はIPX4防水)。ただし音導管は防水仕様ではなく、水が入らないよう注意する必要がある。ケースも防水対応ではない。

  • alt

    WF-SP800Nを充電ケースに収めたところ

密閉型6mm径のダイナミック型ドライバーを搭載。EXTRA BASSサウンドの採用で、気持ちを高めてワークアウトに集中できるという。Headphones Connectアプリでイコライザー調整も可能で、従来は8つのプリセットが利用できたが、新たにManual+カスタム2つの設定が可能になった。

NC機能を強化し、新たに外音取り込み機能を追加。これにより、ジムで集中するワークアウトではノイズキャンセリング、周りの音も聞く必要がある屋外でのランニング時は外音取り込みと、シーンに応じて使い分けられるようになった。とっさに周囲の音を聞くためのクイックアテンションも搭載し、人に話しかけられてもすぐに答えられるという。

ソニー独自の「アダプティブサウンドコントロール」にも対応。ユーザーの行動に合わせてノイズキャンセリング(NC)と外音取り込みのバランスを自動調整してくれる機能で、従来の行動検出に加えて、スマホのGPSを使った新機能も利用可能だ。自宅やジムなど、ユーザーのよく行く場所をAIが学習して、その場所に応じたNC/イコライザーモードに自動で切り替えてくれるという。

  • alt

    WF-SP800Nの利用イメージ

BluetoothコーデックはSBCとAACをサポート。WF-1000XM3と同じ左右同時伝送方式を採用しており、さまざまなデバイスとの間で途切れにくい接続を実現する。また、装着検知に対応しており、イヤホンを外すと音楽再生が一時停止する。片耳ずつの利用や、ハンズフリー通話も可能だ。

バッテリーの持続時間も強化し、イヤホン単体の連続再生時間はNCオンで最大9時間(従来は3時間)。付属の充電ケースと組み合わせると、NCオンで計18時間音楽を聴ける。NCオフ時は単体で13時間、ケース併用で最大26時間。急速充電にも対応しており、10分の充電で連続60分の再生が可能だ。重さはイヤホンが片耳9.8g。

カラーはブラック、ホワイト、ブルー、オレンジの4色。USB Type-Cケーブル、ハイブリットイヤーピース(SS、S、M、L各2個)、アークサポーター(M、L各2個)が付属する。