東京メトロはこのほど、鉄道、シェアサイクル、タクシー、コミュニティバス、航空などと連携した大都市型MaaS「my! 東京MaaS」を開始すると発表した。

  • 「my! 東京MaaS」詳細

具体的な取組みとして、今年7月に「東京メトロアプリ」をリニューアル。地下鉄・バスに加え、シェアサイクルやタクシーを含めた経路検索ができるようにする。

鉄道・軌道は東京メトロ、都営地下鉄、都電荒川線、日暮里・舎人ライナー、相互直通運転を行う鉄道事業者をはじめ、首都圏の鉄道各線などが検索対象に。バスは都営バス、コミュニティバス、空港連絡バス、シェアサイクルはドコモ・バイクシェアとHELLO CYCLING、タクシーは「Japan Taxi」アプリとS.RIDEが検索対象となる。

2020年度下期以降、「新たな移動価値」をつくる取組みも開始する。エレベーターのルート検索に向けて東京都交通局と連携するなど、デジタル面からのバリアフリー化に向けた取組みを進める。ユーザーの健康促進のため、健康ポイント還元サービスや健康増進型保険と連携した「ひと駅歩く」検索、シェアサイクルと連携した「ひと駅サイクル」検索の導入もめざす。

  • 東京メトロがめざす大都市型MaaSイメージ

  • 「my! 東京MaaS」を通してめざす将来像

隙間時間にリモートワークできるスペースを提案し、魅力発信やデジタルクーポンの提供を通して「東京を楽しむ」ことをサポートする取組みも推進する。