キヤノンは3月13日、開発発表をしたプロ向けの高性能フルサイズミラーレス「EOS R5」のスペックを一部公開しました。公開されたのは、おもに新機能の8K動画撮影に関する項目で、29.97fpsのフレームレートで撮影できることや、水平方向はクロップなしで撮影できることなどです。合わせて、オートフォーカスは人物以外に犬、猫、鳥にも対応し、それぞれ全身や顔だけでなく瞳の検出にも対応していることが明らかにされました。

  • キヤノンのプロ向け高性能フルサイズミラーレス「EOS R5」、8K動画撮影まわりのスペックを中心に一部が公開された

キヤノンが今回発表した仕様は以下の通りです。

  • 【8K動画撮影】フレームレート29.97fpsを実現
  • 【8K動画撮影】水平方向クロップなしでの撮影可能
  • 【8K動画撮影】全モードでデュアルピクセルCMOS AFが可能
  • 【8K動画撮影】内部記録可能(カメラ内蔵メモリがある、というわけではない)
  • 【オートフォーカス】「犬・猫・鳥」の「全身・顔・瞳」に対応

公開された情報は少ないものの、データ容量が格段に大きくなる8K動画でも29.97fpsのなめらかな撮影ができることが分かりました。また、フルサイズセンサーの横幅を生かしてワイドな撮影が楽しめ、どの撮影モードでもデュアルピクセルCMOS AFの素早いピント合わせが有効になることも判明。8K動画も、外部機器を接続する必要なく本体だけで撮影できるようです。

オートフォーカスに関しては、犬や猫だけでなく鳥の検出にも対応し、それぞれ全身や顔だけでなく瞳の検出にも対応します。野鳥撮影派にとっては注目のカメラとなりそうです。

  • RFマウントの超望遠ズームレンズ「RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM」とエクステンダーをEOS R5と同時に発表したこともあり、鳥などの野生動物を撮影したい人には気になるカメラになりそう

すでに公開されている仕様は以下の通り。今後も、新情報が小まめに公開される可能性があるので、楽しみにしていましょう。

  • 新開発フルサイズCMOSセンサー
  • 電子シャッター使用時 最高約20コマ/秒、
  • メカシャッター使用時 最高約12コマ/秒の連写性能
  • 8K動画撮影(静止画切り出しや高画質な4K動画に加工可能)
  • ボディ内手ブレ補正機構とレンズ内手ブレ補正機構を協調制御
  • デュアルスロット対応
  • クラウドプラットフォームimage.canonへ画像自動転送機能