JR東日本東京支社は26日、「東京フリーきっぷ」を「Suica」でも利用可能なIC企画乗車券として3月14日から販売すると発表した。フリーエリア内の駅の自動改札機をワンタッチでスピーディに利用でき、フリーエリア外に乗り越してもチャージ残高から自動精算が行われる。

  • 「Suica」に印字された「東京フリーきっぷ」券面イメージ(「Welcome Suica」には券面印字はされない)

「東京フリーきっぷ」は東京23区内のJR線を走る快速・普通列車の普通車自由席と、東京メトロ・東京都交通局(都営地下鉄、日暮里・舎人ライナー、都電、都営バス)が1日乗降り自由のきっぷ(都営バスは深夜バス・座席定員制を除く)となる。

今回、ICカード乗車券の「My Suica(記名式)」「Suicaカード」「Welcome Suica」に、「東京フリーきっぷ」(IC企画乗車券)としての役割を付加させる商品が発売される。なお、定期券・IC企画乗車券を利用中の「Suica」や「モバイルSuica」「記念Suica」、定期券情報を搭載できない「Suica」付きビューカードなどでは利用できない。

「東京フリーきっぷ」(IC企画乗車券)の発売期間は3月14日の初電から通年。利用期間も通年とされ、有効期間は1日(0時を過ぎた場合は終電車まで有効)となる。発売額は大人1,600円・小児800円。新規で「Suica」を購入する際は預り金(デポジット)500円が必要(「Welcome Suica」は除く)。磁気券での発売もこれまで通り継続するが、磁気券・IC企画乗車券ともに新幹線は利用できない。

  • 「東京フリーきっぷ」のフリーエリア

発売箇所は、東京都区内のJR東日本の各駅(みどりの窓口・指定席券売機・多機能券売機・自動券売機)と「JR EAST Travel Service Center」の窓口。指定席券売機はあらかじめ利用可能な「Suica」を持っている場合に限る。東京メトロ・都営地下鉄の各駅、日暮里・舎人ライナーの各駅では、「東京フリーきっぷ」を「PASMO」にて発売する。