元SMAPの中居正広が21日、都内で会見を開き、3月いっぱいでジャニーズ事務所を退所することを発表。30年以上所属した事務所への感謝の思いを語った。

  • 中居正広

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中居は「ジャニーズ事務所は中居さんにとってどんな場所でしたか?」と聞かれ、「僕自身、実力があるとか、テクニック、力がある人間とは…何か秀でたものがあるわけでもない僕をここまで押し上げていただいたのは会社のおかげ以外なにものでもない」と感謝。「5万人の前で歌ったり、歌えないのに歌わせてもらえたり、運と会社の後押しだけでここまでこられたと思っています」と笑いを交えて話した。

続けて、「よく『プロとして…』『我々プロは…』って言いますが、ずっとアマチュアみたいな感じでやってきたので、プロって言われたときに胸張って言えるものはないなって。ずっとアマチュア感、はったりでやってきた感じですかね」と自身について言及。「でも、自分のメッキがはがれているのも、うすうす感じていたりもします」と語った。

そして、「今まで会社の力やSMAPのブランドで好きにやってきましたけど、人よりも努力を重ねてここまできたっていうのでもないし、そう考えると本当にここまでしてもらったのは間違いない」と改めて事務所に感謝。「会社の力でここまでこれたっていうのがありますから、出るっていうのは、自分が試される。でもそれくらい環境を変えなければならないと感じた3年だった」と心境を明かした。

事務所の中で一番感謝している人を聞かれると、「ジャニーさん」と昨年7月に亡くなったジャニー喜多川さんの名前を挙げ、「それは間違いないと思います」ときっぱり。会見の途中にジャニーさんの遺骨をポケットに忍ばせていることを明かし、遺骨を入れた小瓶を披露。「『力をくれ』って思いながらポケットに入れたんですけど、まだ力くれてない」と笑いを誘った。

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