1月スタートのプライムタイムの民放冬ドラマが、概ね折り返し地点を迎えた。ここまでの全話平均視聴率トップは、6話平均で11.4%の天海祐希主演『トップナイフ ―天才脳外科医の条件―』(日本テレビ系、毎週土曜22:00~)で、初回視聴率に続き“トップ”を守った(視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ・関東地区 ※以下同)。

2020民放冬ドラマ中間平均視聴率ランキング

  • 対象は1月スタートのプライムタイム(19~23時)に放送されている地上波民放連続ドラマ。2月17日現在の全話平均視聴率は、各話の番組平均視聴率を元に放送時間を加重平均して算出。19年4月スタートの『科捜研の女』、同年10月スタートの『相棒 season18』は除く。

『トップナイフ』は、初回で今クール民放最高の13.0%をマークしてから好調に推移。第5話で9.1%と2ケタを割ったが、第6話で10.1%と盛り返した。

2位は、竹内涼真主演『テセウスの船』(TBS系、毎週日曜21:00~)。初回11.1%で発進し、その後も11%台で推移、第5話で番組最高の11.8%に達した。ここまでの5話平均11.2%で、『トップナイフ』に0.2ポイント差まで迫っている。

『トップナイフ』天海祐希(左)と『テセウスの船』竹内涼真

3位は、上白石萌音主演の『恋はつづくよどこまでも』(TBS系、毎週火曜22:00~)。初回は9.9%と1ケタだったが、第2話~4話で2ケタに乗せ、ここまでの5話平均で10.1%となった。

4位は、桐谷健太と東出昌大がW主演する『ケイジとケンジ 所轄と地検の24時』(テレビ朝日系、毎週木曜21:00~)。初回で12.0%をマークしたが、その後2ケタに乗せたのは第3話の10.3%のみで、ここまでの5話平均で2ケタをキープしている。

そして5位は、沢村一樹主演の月9『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』(フジテレビ系、毎週月曜21:00)。ここまでの6話中3話で10%台を記録しているが、平均では10.0%と何とか2ケタに乗せた。

現時点での全話平均2ケタは、以上の5作品。今クールは、病院を舞台にした作品が民放で5本と乱立しているが、その他『病院で念仏を唱えないでください』(TBS)は9.5%で6位、『アライブ がん専門医のカルテ』(フジ)は7.57%で10位、『病院の治しかた~ドクター有原の挑戦~』(テレビ東京)は7.2%で11位に位置している。