漫画家・柴門ふみ氏原作の『東京ラブストーリー』が、29年ぶりにドラマ化されることが24日、明らかになった。俳優・伊藤健太郎、女優・石橋静河の共演で令和を舞台に、フジテレビの動画配信サービス・FODとAmazonプライム・ビデオで、今年春から配信される。

  • (左から)伊藤健太郎、石橋静河、石井杏奈、清原翔

『東京ラブストーリー』は、88年から『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で連載され、91年にフジテレビの月9でドラマ化。織田裕二演じる“カンチ”こと永尾完治と、鈴木保奈美演じる赤名リカのせつないラブストーリーが当時社会現象となり、その後も語り継がれる90年代恋愛ドラマの金字塔だ。

現代版の今作では、伊藤を永尾完治役、石橋を赤名リカ役に起用。ほかにも、91年版で江口洋介が演じた完治の同級生で女たらしの医学生・三上健一役で清原翔。有森也実が演じた完治の同級生で完治が想いを寄せている関口さとみ役で、E-girlsの石井杏奈が出演する。

伊藤は「誰もが知っている『東京ラブストーリー』で完治をやらせていただけることをとても光栄に思いました。当時、社会現象になった作品でもあるので、プレッシャーがなかったというとウソになりますが、昔の『東京ラブストーリー』にはなかったスマホや現代ならではの要素もたっぷりなので、僕らの作る令和の新しい『東京ラブストーリー』を楽しみにしていただけたらと思います」とコメント。

石橋は「このお話をいただいた時は、赤名リカという、センセーショナルな役を演じるということ、また、ちょっと恥ずかしいくらい真正面から恋愛に向き合う作品に入っていくことは、自分にとって新たな挑戦になるだろうと思い、ワクワクしました。撮影は、繊細で、真っすぐすぎる性格ゆえに、他人も自分も傷つけながらも一生懸命生きていくリカと一緒に傷つき、喜び、涙した毎日でした。リカと向き合うのはとてもエネルギーが要りましたが、こんなにも素敵な女性を演じることができて、幸せでした。それぞれのキャラクターが、誰かを愛することで成長する姿を見届けてもらえたらうれしいです」と語る。

清原は「最初に、『東京ラブストーリー』という大ヒットドラマを、今、新たに作るというのを聞いて、プレッシャーもありましたし、ワクワク感もありました。最近ではここまで恋愛について描いている作品が少ないと思っていて、この作品を通して僕自身、色々考えさせられることがありました。共感できる部分、できない部分もあって、観ていただく方それぞれによって感じ方が違うものだと思います。僕自身とても考えて考えて、三上という人間に挑ませていただきました。皆さんの目にはどう映るのか、楽しみです。そして今、このキャストの皆さんで、『東京ラブストーリー』という作品をつくれたことを嬉しく思います。期待していてください。ぜひ、多くの方に観ていただきたいです」と呼びかけ。

石井は「タイトルを聞いた時点で、驚きでした。自分があの世界に入れるなんて夢にも思っていなかったので、とても嬉しかったです!どのような作品になるのか、凄くワクワクしました。台本を読んだ時に素直に関口さとみへの共感が多かったので、実際演じる時もその共感した事を意識しながらお芝居しました。いろんなシーンがありましたが、学びもあり楽しかったです!このドラマは、東京の地で揺れ動く4人の心が綺麗に複雑に素敵に描かれています。誰かに共感したり、誰かと重ねたりしながら群像劇を楽しんでいただきたいです!」と意気込む。

また、原作の柴門氏は「1991年にドラマ化された『東京ラブストーリー』が29年ぶりに再ドラマ化されることになりました。今回のドラマ化ではキャラクターは活かしつつ舞台は現代ということで、原作にはないスマホやSNSも当然登場することでしょう。東京も随分様変わりしました。スタバもユニクロも無かった時代で、カンチも三上も煙草を吸っていました。最初のドラマの時は生まれてもいなかった若い役者さんたちがカンチやリカをどのように演じてくれるのかとても楽しみです」と期待。

企画・プロデュースのフジテレビ・清水一幸氏は「自分がドラマ制作に携わりたい…と思ったのが、91年の『東京ラブストーリー』を観たことがきっかけでした。当時17歳の高校生でした。それから29年後にまさか自分が制作することになるなんて…と、感慨深い思いと計り知れないプレッシャーを持ちながら制作しました。若い方々には初めての、昔を知っている方々には懐かしさ交じりの新しい気持ちを持ってとにかく多くの方々に観ていただければと思います。皆さま、楽しみにしていてください!」と話している。

脚本は、北川亜矢子氏。演出は、三木康一郎、永田琴、山本透が担当する。

(C)柴門ふみ/小学館 フジテレビジョン