1月20日、米Netflixが「となりのトトロ」などスタジオジブリの長編アニメーション21作品を世界配信(日本と米国、カナダを除く)することを日本経済新聞が報道した。日本国内のNetflix公式Twitterアカウント(@NetflixJP)は同日午後4時頃、この報道を引用リツイートするかたちで、「日本発のすばらしい作品を多くの国の方々に観てもらえることを大変嬉しく思います」とコメントした。

  • Netflix、ジブリ

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報道では、フランスの配給会社ワイルドバンチ・インターナショナルから、ジブリ作品の日本と米国、カナダを除く世界での配信権を獲得。2月1日には「となりのトトロ」や「魔女の宅急便」など7作品、3月1日には「もののけ姫」など7作品、4月1日には「ハウルの動く城」など7作品を配信するとしている。

また、オーストラリア・ニュージーランドのNetflix Twitterアカウント(@NetflixANZ)が、「千と千尋の神隠し」などを含むジブリ21作品を独占的に配信することを1月20日午後3時30分の投稿で告知していた。

【追記】

Netflixは現地時間1月19日、ジブリ21作品を2月1日から日本とアメリカ、カナダを除く各国で配信すると発表。初めて28の言語で字幕が付けられ、最大20の言語で吹き替えを実施した。これにより、アジア太平洋地域とヨーロッパ、中東、アフリカ、ラテンアメリカのNetflixユーザーは「千と千尋の神隠し」や「となりのトトロ」などを母国語で楽しめるようになる。

今回の発表について、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーは「今日では映画を観客に届けられるさまざまな素晴らしい方法があります。私たちはファンの声に耳を傾け、我々の映画カタログをストリーミング配信することを決定しました。これを通じて、世界中の人々がスタジオジブリの世界を発見することを願っています」とコメントしている。

ジブリ作品の配信作品と配信スケジュールは以下の通り。

2020年2月1日

  • 『天空の城ラピュタ』(Castle in the Sky, 1986)
  • 『となりのトトロ』(My Neighbor Totoro, 1988)
  • 『魔女の宅急便』(Kiki’s Delivery Service,1989)
  • 『おもひでぽろぽろ』(Only Yesterday, 1991),
  • 『紅の豚』(Porco Rosso, 1992)
  • 『海がきこえる』(Ocean Waves, 1993)
  • 『ゲド戦記』(Tales from Earthsea, 2006)

2020年3月1日

  • 『風の谷のナウシカ』(Nausicaä of the Valley of the Wind, 1984)
  • 『もののけ姫』(Princess Mononoke, 1997)
  • 『ホーホケキョ となりの山田くん』(My Neighbors the Yamadas, 1999)
  • 『千と千尋の神隠し』(Spirited Away, 2001)
  • 『猫の恩返し』(The Cat Returns, 2002)
  • 『借りぐらしのアリエッティ』(Arrietty, 2010)
  • 『かぐや姫の物語』(The Tale of The Princess Kaguya, 2013)

2020年4月1日

  • 『平成狸合戦ぽんぽこ』(Pom Poko, 1994)
  • 『耳をすませば』(Whisper of the Heart, 1995)
  • 『ハウルの動く城』(Howl's Moving Castle, 2004)
  • 『崖の上のポニョ』(Ponyo on the Cliff by the Sea, 2008)
  • 『コクリコ坂から』(From Up on Poppy Hill, 2011)
  • 『風立ちぬ』(The Wind Rises, 2013)
  • 『思い出のマーニー』(When Marnie Was There, 2014)