ASEAN向け化粧品口コミプラットフォーム「COSMERIA」を運営するプラネティアが、2019年度のアジア人女性15万人が選ぶ日本の化粧品大賞を1月10日に発表した。

  • アジア人女性15万人が選ぶ日本の化粧品とは

「COSMERIA」とは、日本化粧品に特化した多言語口コミプラットフォームとして2016年にサービスが開始した。

現在、アジアの女性ユーザーを中心に会員数は15万人を突破。現地のユーザーに対して、日本化粧品の認知度を高めると同時に購買意思決定にも影響を与えているようだ。

「COSMERIA of the Year」では、「COSMERIA」における【ファン投票・口コミの評点・口コミの数・口コミの質・SNSでのいいねやシェアの数・コメント数・UGCコンテンツ】などから総合的にアイテムを選定して賞を与えている。対象は、すべて日本製化粧品となっている。

『COSMERIA of the Year 2019』受賞アイテムは

「COSMERIA of the Year 2019」の年間大賞は、花王の「アジエンス 濃密ヘアマスク」が受賞した。同時にヘアケア部門でも賞を受賞している。

このアイテムの特徴は、濃密なクリームが髪の一本一本をなめらかに包みこんでくれるということだ。パックしておくと、オイルケア成分が髪の内側までじっくりと浸透。補修・保湿・柔軟が一度にできてしまうのもポイントとなっている。

「COSMERIA」によると、ヘアマスクの効果の実感度合いと、綺麗になった髪の自撮りの投稿の多さが大賞の決め手となったそうだ。

続けて、各部門の受賞アイテムを紹介していこうと思う。

スキンケアグッズ部門では、モリタチの「日綿織物100% コットン」が受賞。

化粧水やネイルオフ、クレンジングなど日々コットンを使う機会は多くある。

肌に直接触れるコットンにもこだわりたい女性のために、濡れてもやぶれないしっかりシートが実現した。

スペシャルケア部門では、ファヴールマルシェの「KAKEHIKI モティブリッププランパー」が受賞。

ハリと弾力を与えてくれる唇用の美容液となっている。塗った30秒後にはヒンヤリとした刺激とハッカの香りが漂い、潤いを与えてくれるアイテムだ。

美白・UVケア部門では、アローぜの「エルソワ 薬用・美白 クリスタルゲルSHOWROOM」が受賞。

薬用・美白成分配合のオールインワン保湿クリームとなっている。ひとつのアイテムで化粧水・美容液・乳液・クリーム・化粧下地の機能を備えているので、忙しい朝にもってこいのアイテムだ。

フェイスマスク部門では、アイスタイルの「リシャン 馬油フェイスマスク」が受賞。

国産の馬油を使用している。そこに北海道産馬プラセンタエキス、北海道素材のハトムギエキスも配合されている。

スーッとなじんで、べたつかない。さらに、すばやく浸透してくれるフェイスマスクとなっている。

美容液・クリーム部門では、御木本製薬の「パール エッセンス リキッド・クリスタルR」が受賞。

乾燥して硬くなった肌を柔らげながら、潤いをすみずみまで届けてくれるプレケア美容液だ。

肌を柔軟にすることで、次に使用する化粧水などが肌に浸透しやすくなるよう整えてくれる。

洗顔部門では、ヴァーナルの「薬用アンクソープ・センシティブザイフ W洗顔セット」が受賞。

メイクも落としてくれるクレンジング石鹸と保湿成分たっぷり配合の贅沢な石鹸でW洗顔。

毛穴やくすみが少ないうるおいと透明感あふれる肌へ導いてくれるアイテムとなっている。

オールインワン化粧水部門では、ファーマーズの「珠肌-ランシェル-オールインワンジェル」が受賞。

化粧水・乳液・美容液・クリームがひとつになった手軽さでありながら、濃密なうるおいを保ってくれる。

乾燥による小ジワを目立たなくする効果に加え、ハリと弾力のある美肌を作りあげてくれるそうだ。

海外インフルエンサーとディスカッション

今回の授賞式には、3名のゲストが登壇した。セルマインターナショナル代表取締役のジェームス・リャオさんとプロのコスプレイヤー兼インフルエンサーのアンジェリア・ミホさんとマイクロインフルエンサーのベッティーナ・三ターナさんだ。

台湾出身のジェームスさんによると、台湾ではほとんどの女性が働いているため時間がかからないシンプルなアイテムが人気だと話した。

一方、フィリピン出身のミホさんによると、フィリピンではホワイトニング効果があるものが人気だそうだ。

日本人の肌の白さに憧れを抱き、美白効果があるものが流行っているそうだ。

また、日本の化粧品に対するイメージに関しては、高品質で高級と言うイメージがあるとカナダ出身のベッティーナさんが答えてくれた。なかなか簡単には手を出せないものの、品質の評判はいいとのことだ。

韓国やフランスの化粧品も人気を集める中、この先の日本のコスメの立ち位置はどうなっていくのだろうか。

今後は、台湾に続いてベトナムでも日本化粧品を実店舗でEC販売していく方針だそうだ。