富士フイルムは11月13日、カメラ用のモノクロフィルム「ネオパン100 ACROS II」を11月22日から販売すると発表した。昨年秋にいったん販売を終了したが、フィルム愛好家から販売継続の声が寄せられたことに加え、SNS世代の若者がフィルム独特の風合いを好むようになったことを受け、新しい原材料を用いて開発を進めていたもの。

価格はオープンで、予想実売価格は35mmサイズの36枚撮りが税込み1,050円前後、ブローニーサイズの12枚撮りが税込み1,050円前後。

  • 35mmサイズは税込み1,050円前後と、やや高めの価格となった

  • ブローニーサイズも税込み1,050円前後の実売価格を見込む

ネオパン100 ACROS IIは、独自の粒子技術を用いることで、感度ISO100のモノクロフィルムとしては最高水準の粒状性にしたという。シャープネスも世界最高水準にし、被写体の輪郭を強調した描写も楽しめる。また、従来のネオパン100 ACROSよりもハイライト部の階調を高め、立体的な表現も可能にした。