俳優の上川隆也が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『遺留捜査』新作スペシャルが、24日と12月1日(21:00~23:05)の2週連続で放送される。

  • 左から甲本雅裕、上川隆也 -テレビ朝日提供

上川演じるマイペースで空気を読まない刑事・糸村聡が、遺留品から事件を解決していく同作。今回は、糸村と名コンビぶりを発揮してきた科捜研研究員・村木繁(甲本雅裕)が殉職の危機に。いったい彼の身に何が起きたのか、そして村木が命の危機にさらされたとき、糸村はどんな行動を取るのか。

上川は「最初に思い出したのは、セカンドシーズンの第5話です。田中哲司さん演じる同僚が凶弾に倒れるエピソードがあり、そのときはじめて糸村がそれまでの彼とは違う、取り乱したような挙動を見せました。糸村は他人からの評価に興味がなくいつも飄々(ひょうひょう)としているのですが、あの瞬間、仲間のことになるとその立ち位置や思いが大きく変わるようなキャラクターになったと思ったんです」と脚本を読んだ感想を述べた。

また、糸村と村木の関係について「ある意味、『遺留捜査』における大きな柱の1本だと考えています」とのことで、「今回の展開は、本当にこれまでにない喫緊の事態だと思いました」と明かす。

そして「村木さんが撃たれる、ということは、こんなにも大きく重い出来事になるのかと、改めて思い知らされた気持ちです」と振り返り、「『遺留捜査』ではこれまでスペシャルを含めて何作もさまざまな物語をお届けしてきましたが、今回のスペシャルは“新しい糸村”が描かれる一作になるのではないかと思います」と語った。

一方の甲本は「実は、きちんと製本されたものをいただく前に、スタッフさんから携帯電話にメールで脚本を送っていただいたのですが、『お読みください』というメッセージのあとに、すごく行を空けてメールの下のほうに『撃たれます』と書いてあって、『何っ!?』とビックリしました」と回想。

また、上川の「糸村にとって村木は重要」という発言を聞き、「ホントに重要なの? …なら、いいんだけどね」と笑顔を見せていた。