プロフィギュアスケーターの浅田真央が、フジテレビ系バラエティ特番『志村けんのバカ殿様』(30日19:00~21:00)に登場。お笑い芸人の志村けんと初共演となる。

  • 志村けん(左)と浅田真央=フジテレビ提供

1986年4月28日に初めて『志村けんのバカ殿様』と冠して番組を放送してから33年、これまで角界、野球回、格闘技界など、さまざまなアスリートたちが同番組に出演してきたが、フィギュアスケート界からは浅田が初めて。

浅田は、以前からテレビなどで「好きな芸人は、志村けんさん」と公言。その理由は「バカ殿様に似ている」と周囲から言われ、志村に親近感を持つようになったためだという。制作サイドからのオファーに浅田が快諾し、バカ殿との2ショットが実現した。

浅田は今回、“真央姫”に扮して登場。華やかな赤い着物を身にまとい、豪華な髪飾りをあしらったカツラをつけて、バカ殿の部屋に登場する。

収録が始まり、ダチョウ倶楽部の3人が扮する使用人が「大変な女性のお客さまがいらっしゃいました」と大興奮の中、バカ殿のもとに真央姫が登場。「初めまして。浅田真央です」とあいさつすると、バカ殿は「会いたかったでございます。顔が小さくてかわいいのなぁ(笑)」と満面の笑顔だ。

初めて殿の部屋を訪れた真央姫は「すごい!」と感激をしながら、「バカ殿様と顔が似ていると言われたことがあり、とてもお会いしたかったんです」と告白。そんな真央姫を前にバカ殿は「緊張するなぁ(笑)」とこぼし、桑野信義が扮するご家老からも「殿がここまで緊張するなんて、珍しいですね(笑)」という声が出る中、スケートのことから休日の過ごし方や異性のタイプといったプライベートに関することまで、バカ殿が真央姫に聞き、2人は大盛り上がりとなる。

ひとしきりトークに花を咲かせた後は、剣を刺してバカ殿が飛び出した方の負けとなるゲーム「バカ殿危機一髪」を実施。真央姫がゲームに勝てば、バカ殿からプレゼントがあるというが、果たして勝負の行方は…。

終始、和やかで笑いの絶えない現場となり、最後には志村と浅田が“アイーン”のポーズで記念撮影。収録は、出演者・スタッフの大きな拍手とともに終了となった。

収録を終えた浅田は「子どもの頃からずっと見ている番組で、まさか自分がその中に入れて、お姫様になれるなんて想像もしていなかったので、本当にうれしかったです。志村さんには初めてお会いしたのですが、とても優しい方でした。そして、カツラがすごく重かったです(笑)」と感想をコメント。

また、「お話をいただいた時に、『私、白塗りをして殿の顔をするのかな』と思ったのですが(笑)、まさかお姫様になれるとは思いませんでした。なかなか見られない私のお姫様姿とともに、志村さんと楽しく色んなお話をさせてもらったので、皆さんにも楽しんでいただけたらうれしいです」と呼びかけた。

今回はほかにも、柄本明、桜井日奈子、タカアンドトシがゲスト出演。山の中にポツンとたたずみ、柄本扮する老人が住む一軒家にバカ殿が訪れるコント「ポツンと」や、バカ殿の幼少期を描き、桜井が幼少期のバカ殿の友達に扮して登場するコント「ご幼少」、志村とタカトシが、長屋に暮らす父子のやり取りを描くコント「おもちゃ」に加え、「変なオジサン」「いいよなオジサン」も登場する。