俳優の浅野和之が、フジテレビ系スペシャルドラマ『磯野家の人々~20年後のサザエさん~』(11月24日20:00~21:54)で、20年後の伊佐坂先生(70代)を演じることが21日、明らかになった。

  • 伊佐坂先生を演じる浅野和之=フジテレビ提供

磯野家の隣に居を構える小説家である伊佐坂難物は、デビューから一貫して恋愛小説を書き続け、数々のベストセラーを世に送り出していた。締め切り間際にならないと仕事にかからない癖は20年経っても直らず、それどころか最近は、大型チェーン店の出店でスッカリ閑古鳥が鳴いている“あさひが丘商店街”を盛り上げるため、小説家よりも商店街の盆踊り大会の実行委員に精を出している。

ただ、実は遅筆ながら書き進めている原稿があった。それは自身初となる家族小説で、さらにこの小説を最後に、小説家を引退することも決意しており…。

今回のオファーに、浅野は「子供の頃、家族で回し読みして楽しんでいた、あのサザエさんに出演できるなどとは、思いもよらなかったことでした!!」と歓喜。「やはり20年後のサザエさん一家が見られるなんて、想像した方はいるとは思いますが、それが実際に見られることが見どころであります!!」とアピールしている。

企画・プロデュースの渡辺恒也氏は、浅野の起用について「変わらないでいてほしいと思うことに反して、時の流れは驚くほど早く流れることもあります。そんな変わりゆく町やそこに住む人々の姿を見て、静かに作家の引退を心に決めた伊佐坂先生の悲哀を、重くなりすぎず“軽やかに”表現できる方に演じてもらいたいと思い、浅野さんが頭に浮かびました。髪の毛はアニメとちょっと違いますが、浅野さんの持ち味を生かすためにご本人そのままのヘアスタイルを生かすことにしました(笑)」と明かした。

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