ゲートウェイ型Webフィルタリングアプリケーション「InterSafe WebFilter」を提供するアルプス システム インテグレーション(ALSI)は18日、同アプリケーションにWebにおける未知の脅威が潜在する「未分類サイト」へのアクセスを無害化するWeb分離・無害化オプション「InterSafe WebIsolation」を10月11日から提供することを発表した。

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    アルプス システム インテグレーション「InterSafe WebFilter」公式Webサイト

インターネットを通じたマルウェアの混入の脅威抑止のため、総務省「地方公共団体における情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」(2018年9月)、や経済産業省「サイバーセキュリティ経営ガイドライン Ver2.0」(2017年11月)など公的ガイドラインが推奨する"インターネット分離"方式。業務端末とインターネット閲覧端末を完全に区分する方法は、データ詐取の可能性を低くするが、環境構築のためのコストも懸念されるところだ。

オプションを活用することで、従来の「InterSafe WebFilter 」のフィルタリング機能に加えて、脅威が含まれる可能性のある未知の「未分類サイト」へのアクセスが発生した場合、閲覧申請等の手間を介さずブラウザコンテナ経由で安全に閲覧可能にするというもの。

「未分類サイト」は、国内最高水準の網羅率98%を誇る同社のデータベースと第2のエンジンとして新設された高度分類クラウド(IWCC)により収集され、アクセス判定された対象のみを無害化。フィルタリングでの枠を通すことで分離アクセスするケースが限定される。Web全体を対象にする無害化に比べてコストダウンを図ることが可能になる。

サービスは、InterSafe WebFilterのVer. 9.1以降で利用可能。企業、金融機関、医療機関、教育機関、自治体などを対象に10月11日から提供が開始する予定となっている。今回、アルプス システム インテグレーションはソフトウェアの開発、販売を行うアシストと連携し、同社のWeb分離・無害化製品「Ericom Shield(エリコム・シールド)」機能を活用し、新サービスを実現している。