JR東日本東京支社は17日、西日暮里駅構内において、地域の人々が企画するワークショップなどが開催される文化交流拠点「エキラボniri」、地域の飲食店等と連携して地域に新しい学びを提供する地域事業創造拠点「西日暮里スクランブル」が開業すると発表した。

  • 「エキラボniri」イメージ

  • 「西日暮里スクランブル」イメージ

JR東日本では山手線を起点に、まちの個性を引き出し、まちや人が有機的につながる心豊かな都市生活空間「東京感動線」を創り上げていく取組みを推進しており、その一環で「エキラボniri」「西日暮里スクランブル」も開業する。

「エキラボniri」の「niri」は、西日暮里駅の鉄道電報略号(JRの電報で使用する略号)「ニリ」を参考にした呼称だという。「暮らしと学びを近づける、駅で。」をコンセプトに、イベント・ワークショップなどを開催するスペースとして10月11日に開業予定。地域の人々の暮らしにちなんだ企画をおもに開催し、文化交流の拠点とする。

「西日暮里スクランブル」は「まちをまぜ、駅から新しい学びを。」をコンセプトに、駅から新たな学びを創出することをテーマとして、駅の顔となる場所に誕生するインキュベーションスペース。11月下旬に開業予定で、地域の逸品をそろえた角打ち、日本各地の新鮮な野菜をそろえた八百屋、耕作放棄地を活用した自然栽培茶を使った焼菓子店などの入居を予定している。地域の飲食店と連携することで、SDGs等の社会課題に向き合う事業主を支援し、駅を起点として地域事業をともに創出する。

  • 「コミュニケーション・ウォール」イメージ

  • 「BECK’S COFFEE SHOP 西日暮里店」イメージ

西日暮里駅ではその他、駅コンコースに地域や駅の情報を発信する「コミュニケーション・ウォール」を整備(2020年3月開業予定)。誰でも気軽に立ち寄れるエキナカカフェ「BECK’S COFFEE SHOP 西日暮里店」が10月1日に開業予定となっている。