パナソニックは7月17日、「秋のメンズグルーミング」と題したプレス向け男性用グルーミング製品のセミナーを開催しました。セミナーに登場したのは3つの製品。腕や脚、指など全身のムダ毛処理に使える「ボディトリマー ER-GK80」、眉や顔の産毛に最適な「マユ&フェイスシェーバー ER-GM30」、そして鼻毛や耳毛などのカットに使える「エチケットカッター ER-GN70」です。

いずれも発売中で価格はオープン。大手量販店での実勢価格(税込)は、ボディトリマー ER-GK80が11,650円前後、マユ&フェイスシェーバー ER-GM30が2,600円前後、エチケットカッター ER-GN70が3,530円前後となっています。

  • 写真左から「ボディトリマー ER-GK80」、「エチケットカッター ER-GN70」、「マユ&フェイスシェーバー ER-GM30」

しっかりケア派も、ツルツルは恥ずかしいという人にも

パナソニックの調査によると、女性の86%は毛深い男性はNGとしており、74%はムダ毛の処理に好意的とのこと。一方で男性の54%は、ムダ毛の処理をしたことがないという結果があるそうです。以下で紹介するボディトリマーやマユ&フェイスシェーバーは、しっかりケアも、毛を残しつつナチュラルにケアすることも、どちらにも対応しています。「ちょっとだけケアして周りの反応をみながら、徐々にしっかりケアにシフトしたい」といった使い方にも良さそうです。

  • 個人の考え方も大きいところですが、皆さんはいかがでしょうか

  • (編集林)「処理」の程度も難しいところ

刈り高を調整できるアタッチメント付属ボディトリマー

スネ毛や腕のムダ毛など、目立つエリアのムダ毛対策に最適なのが、ボディトリマー ER-GK80(以下、ER-GK80)です。I型の刃でいろいろな部位を剃りやすい形状。また、丸みのある幅広刃と、薄型のとがった刃を組み合わせることで、肌に優しいながら0.1mmまで毛をカットすることができます。

  • ER-GK80

    ボディトリマー ER-GK80。1mm単位で刈り高を調整できる、ダイヤル式長さそろえアタッチメントが付属。製品にはこのほか肌ガードアタッチメントも付属します。本体サイズは幅3.3×奥行4.7×高さ20.4cm。重量約150g

ER-GK80のもうひとつの特徴が、刈り高を自在に調整できることです。パナソニックによると、普段あまりムダ毛をケアしていない人は、いきなりムダ毛を0.1mmなどのツルツルに処理するのは気恥ずかしいと感じるそう。ER-GK80では、アタッチメントをつけることでムダ毛の長さを調整できるようになっています。

特徴的なのは「ダイヤル式長さそろえアタッチメント」で、ダイヤル操作によって3~12mmまで1mm刻みで長さを調節可能。このほか、刈り高2mmにカットする「肌ガードアタッチメント」も付属します。すべてあわせると、2~13mmまで11段階で毛の長さを調整できることになります。

【動画】ダイヤルをひねることでアタッチメントの高さが1mm単位で変化。ひとつのアタッチメントで3~12mm(9段階)の長さ調整ができます
(音声が流れます。ご注意ください)

【動画】会場の試用機で実際に脚のムダ毛をケアしはじめる猛者もいました。動画は3mm高でカットしているところ。脚の内側や外側など、姿勢を変えても安定したホールド感。セルフケアがしやすそうだと感じました
(音声が流れます。ご注意ください)

会場では、実際にモデルさんがムダ毛をケアするデモンストレーションも行われました。9mmと6mmでのケアでしたが、個人的に9mmはまだ「濃いなあ」という印象。6mmになると、すっきり感がアップしていました。パナソニックによると、ケアしたことのない人は最初は9~10mmなどの長めのカットがオススメ。もの足りないと感じたら、徐々に短くすると失敗がないそうです。

  • ER-GK80

    パナソニックのスタッフによる足剃りデモンストレーション。脚や腕剃りのコツは、お風呂に入る前に行うこと。肌が乾いた状態で、アタッチメントを垂直に当て、毛の流れに逆らうように動かすのが良いそうです。動かす速度は5cmを2秒で進む程度

  • ER-GK80
  • ER-GK80

    向かって左の足だけケアした写真。9mm(写真上)だと「これはカットしたのかな?」という印象。6mm(写真下)になると全体的にスッキリして、いかにも「ケアしています!」というわざとらしさがないナチュラルな印象です

もちろん脚だけでなく、腕や気になる指の毛、そしてなんとお尻周りのV・I・Oゾーンのケアまで可能です。お尻周りは傷つきやすいデリケートな部分なので、カミソリよりも安全性が高いボディトリマーなら安心ですね。

  • ER-GK80

    お尻の毛をケアするのにも最適ですって。I型の刃なので、隙間の毛もケアしやすく、本体を逆さにもっても使いやすいデザインになっているそうです

防水仕様なので、ボディソープを使って濡れた状態でも使えます。また、使用後は刃を外さずにウォータースルー洗浄用の穴に向かって水を流すことで、毛クズを効率的に流しながら洗浄できます。

  • ER-GK80

    刃の背面にある洗浄用のスリット。ここに水を流すことで効率的に洗浄可能だそうです

眉毛の印象を大きく変える、マユケア用シェーバー

眉毛のケアと顔の産毛などをカットできる、マユ&フェイスシェーバー ER-GM30(以下、ER-GM30)のデモンストレーションも。ER-GM30は、約1cmのコンパクトな「マユ用刃」と眉毛の長さを簡単にそろえられる「マユコーム」、そして顔の産毛をケアできる幅広の「ウブ毛用刃」がセットになった製品です。

  • ER-GM30

    コンパクトな刃で眉のデザインがしやすいマユ&フェイスシェーバー ER-GM30。このほかウブ毛用刃、マユコーム(A、B)、掃除用ブラシが付属します。サイズは幅1.6×奥行1.4×高さ14.0cm(コーム含まず)、重量20g(乾電池・コーム含まず)

眉毛のケアは、最初に眉毛の長さをそろえます。ここではマユコームと呼ばれる眉用のクシ状アタッチメントを装着。コームで眉の流れに逆らってとかすように動かすだけで長さをそろえられます。整えたい眉の長さにあわせてマユコームは2種類あり、マユコームAは約8mmと約6mm、マユコームBは約4mmと約2mmの長さに、眉毛をカット可能です。コームの長さ以上にカットしてしまう失敗がないので、一般的な眉ハサミと違って切りすぎるという失敗がないのは良いですね。

眉の長さがそろったら、あとは直刃で眉の形を整えます。パナソニックによると、慣れない内は眉の下側に生えている毛をカットするだけでも、すっきりとした印象に変わるそうですよ。

  • ER-GM30

    クシ状のアタッチメント「マユコーム」。写真は長めに整えるためのマユコームAです。眉をとかすようにケアするので失敗がありません

  • ER-GM30

    はじめて眉をカットする場合は、眉の下に生えている余計な毛をカットするのがオススメ。これだけでも失敗なく、すっきりした印象になるそうです

鼻毛は意外とすぐ伸びる!? 10秒ケアできる鼻毛カッター

最後に紹介されたのは、効率的に鼻の毛をケアできるエチケットカッター ER-GN70(以下、ER-GN70)です。

  • ER-GN70

    鼻毛だけでなく、眉やヒゲ、耳などのケアもできるエチケットカッター ER-GN70。サイズは幅3.4×奥行4.5×高さ16.4cm(キャップ取付時)、重量約110g(キャップ取付時、乾電池含まず)

使い方は簡単で、刃を鼻の中に入れてゆっくり鼻の穴の中で輪をかくように動かすだけ。動かす早さは「5秒で一周」する程度で、2周したらケア終了。穴一つにつき約10秒で終わります。パナソニックによると、鼻毛は意外と早く伸びてしまうので一週間に一度程度のケアがオススメだそう。これなら鏡がなくてもケアできますし、一週間に一度でも続けられそうです。

  • ER-GN70

    鼻の穴に刃を入れてグルグル回すだけ。これなら鏡がなくてもケアできそうです。刃を穴に対してまっすぐ入れるのがポイント

【動画】トルクが高くハイパワーなので、鼻毛以外もケアできます。動画はもみあげを整えているところ。チリッチリッと毛をカットしている音がわかります
(音声が流れます。ご注意ください)

ちなみに、鼻毛は異物の侵入を防いだり、鼻内部の乾燥を防ぐのに重要な役割を果たしています。このため奥の毛を適度に残すことが大切です。ER-GN70は刃の長さが約9.7mmで、これは必要な毛だけをカットするために最適な長さだとしています。

ER-GN70には毛クズ吸引機能が搭載されていて、カットした毛クズが飛び散りにくいという魅力もあります。本体は水洗いでき、スマート洗浄用の穴に水を流せば、刃を取り外すことなく毛クズを洗い流せます。

  • ER-GN70

    銀のリングをひねって穴に水を流すと、刃を外さずに、吸引した毛まで流して洗浄できる簡単メンテナンス機構が便利