京浜急行電鉄は24日、平日朝ラッシュ時間帯における快特・特急などの列車の混雑緩和を目的としたポイント付与アプリ「KQスタんぽ」を活用したサービスを7月1日から開始すると発表した。

  • 「KQスタんぽ」サービスの概要図

このサービスは混雑度合の高い特急などを普段から利用している乗客に対し、混雑度合の比較的低い普通への乗車を推奨する内容となっている。平日の7時30分から9時までの時間帯、上り平和島~品川間で普通に乗車した場合、京急プレミアポイントカード等にポイントが付与される。

これにより、保育園の預かり時間や仕事(朝礼・会議)等の関係で、数時間単位での「通勤時間をズラす“オフピーク通勤”」が難しい利用者に対し、快適通勤に向けた新しい提案を行うとともに、特急等の混雑緩和を推進する。

「KQスタんぽ」では、ヤマハが開発したSoundUD音声トリガー技術「TypeB」を使用した日本初のしくみも取り入れるという。普通の走行中に車掌がタブレットを操作し、自動車内放送を実施している間、人間の耳ではほぼ聞き取れない非可聴音も同時に流れる。対象列車に乗車している乗客が「KQスタんぽ」を操作し、その非可聴音を認識することでポイントが付与される。

「KQスタんぽ」は6月28日15時頃から無料配信を開始し、サービスは7月1日から開始される。スタンプを取得できる時間帯は7時30分から9時まで、対象列車は上り普通列車。なお、スタンプを取得するには、手持ちの京急プレミアポイントカード(クレジットカード機能のない京急プレミアポイントクリスタル含む)にて、京急プレミアポイントWeb会員に登録(無料)する必要がある。