JR北海道は12日、北海道日本ハムファイターズの新球場「北海道ボールパーク(仮称)」の最寄り駅となる北広島駅に関して、ゲーム開催日の混雑に対応できるように改札・ホームを改修するととも、新駅建設についても検討を行うと発表した。

  • 快速「エアポート」は全列車が北広島駅に停車する

「北海道ボールパーク(仮称)」は2023年開業予定。北広島市からは、新球場の開業にともなう鉄道の輸送分担として1万3,500人(満員3万5,000人の39%)が提示されいる。ナイトゲーム終了後から最終列車までの時間に全乗客が列車を利用するには、千歳線の快速「エアポート」や普通列車・臨時列車などを使う必要がある。

北広島駅は快速「エアポート」と普通列車の全列車が停車し、観客輸送に必要な駅とされ、仮に新駅が設置された場合、北広島駅と新駅で役割を分担し、輸送する計画としている。その際、快速「エアポート」は北広島駅、普通列車・臨時列車は新駅から利用することが考えられる。

JR北海道では、まず「北海道ボールパーク(仮称)」の開業に間に合わせるため、北広島駅の改修から着手する。自動改札機の移設・新設やホーム延長、エスカレーターの運用による混雑緩和などの改修を行う予定としている。

北広島市から要望されている新駅建設に関しては、駅舎・線路設備等の概要や工事費・工期の概算等について調査を行うとともに、千歳線の同社用地およびボールパーク付近の千歳線に隣接した土地を含む新駅建設候補エリアについて、土地の地形・地質等の現地調査を実施すると説明している。