俳優の藤原竜也が主演を務める映画『カイジ ファイナルゲーム』(2020年1月10日公開)が公開されることが31日、明らかになった。

  • 上段左から関水渚、藤原竜也、新田真剣佑。下段左から福士蒼汰、吉田鋼太郎

同作は福本伸行による、シリーズ累計発行部数2100万部を超える大ヒットコミック『カイジ』を実写化。過去に藤原主演で公開した『カイジ 人生逆転ゲーム』(09年、22.5億円)、『カイジ2 人生奪回ゲーム』(11年、16.1億円)は共に大ヒットを記録し、シリーズ最終章として9年ぶりの公開となる。

過去2作でもメガホンを取った佐藤東弥監督が続投し、原作者・福本自らが脚本に携わりオリジナルストーリーを考案。原作にはない全く新しい4つのオリジナルゲーム「バベルの塔」「最後の審判」「ドリームジャンプ」「ゴールドジャンケン」が登場する。

主演の藤原は、いつも借金まみれのダメ人間・カイジを9年ぶりに熱演。さらに新キャストとして、高倉浩介役の福士蒼汰、桐野加奈子役の関水渚、廣瀬湊役の新田真剣佑、黒崎義裕役の吉田鋼太郎が出演する。撮影はすでに終了しており、現在ポスプロ作業中だという。

藤原竜也 コメント

日常ではなかなか経験できない世界を描いていて、日頃抱えている社会に対する想いなどを代弁者のようにスッキリ見せてくれるのが『カイジ』。今回も原作の福本さんの世界観を見事に表現してくれていて、度肝を抜かれました。一般的なレベルの温度での芝居をしていたら「カイジ」の世界では通用しないので、脳みそが疲れて大変でしたが(笑)、新キャストの方々のいろんな才能と交われたのが非常に面白かったです。今回は展開が盛りだくさん。ここまでやっていいのかってぐらいてんこ盛りなので、ぜひ期待して観に来て欲しいです。

福士蒼汰 コメント

あのカイジの世界に自分が入れるなど考えてもいなかったので、出演のお話を頂き、身の引き締まる思いを抱きました。緊張感のある作品ですが、現場はチーム一体となり和やかな雰囲気もあって、カイジに関わるみなさんが温かく迎えてくださったことに感謝しています。
藤原さんとの共演は夢でもあったのですが、実際に現場でご一緒させていただいて、学ぶことがたくさんありました。Final Gameの名前に相応しい作品になっているのではと思います。是非、楽しみにお待ちください。

関水渚 コメント

一作目のカイジが公開された時、私はまだ小学生で、面白くて仕方がないカイジの続編に将来自分が携わることができるなんて夢にも思いませんでした。主演の藤原竜也さんはお芝居が格好よくて、中身は優しくて暖かくて。そんな藤原さんをカイジと呼びながら一緒にお芝居をし、たくさんのアドバイスをいただいていたあの日々は刺激的で、夢のようで、あっという間でした。監督、そして共演させていただいた先輩方には感謝でいっぱいです。

新田真剣佑 コメント

昔から見ていた『カイジ』に出演させて頂けて、とても嬉しかったです。皆さんのチームの一員になれたことが誇らしく、現場に行くのが楽しい毎日でした。藤原さんとは以前からプライベートでも仲良くさせて頂いていて、今回初めて芝居で共演する事ができました。現場で会った藤原さんはいつもの雰囲気とは違って本物の“カイジ”で、とても興奮しました。

吉田鋼太郎 コメント

あの藤原竜也カイジとの真っ向勝負なので、いつにも増して気合が入りました。
普段共演の多い藤原君ですが、流石に彼の当り役カイジは手強かったです。

福本伸行(原作・脚本) コメント

『カイジ ファイナルゲーム』がいよいよ公開。ありがとうございます!
実はこの脚本は、ほぼほぼ4年ほど前に出来ていた。
が、そこから、なかなか、前に進めず…でも、
待てば海路の日和あり
ついにこの度、公開決定となりました。有難い!
虚と実。実と偽。
やっちゃいけないギャンブルの数々を、
またみんなにお見せできる運びとなり、本当に嬉しい。
是非、映画館で『カイジ』でしか味わえない
感覚・感動・歓喜・なんだったら、僥倖を味わっていただきたい!
唯一無二、翻弄される快感、『カイジ・ワールド』、
9年ぶりの公開です!
結構、あいだ、開いたー!  福本伸行