アニメ『KING OF PRISM』シリーズの劇場編集版『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars- IV ルイ×シン×Unknown』の初日舞台あいさつが5月4日、新宿バルト9にて行われた。出演は鷹梁ミナト役の五十嵐雅、西園寺レオ役の永塚拓馬、如月ルヰ役の蒼井翔太。

  • 左から五十嵐雅、永塚拓馬、蒼井翔太

本作は4月クールより放送中のTVアニメ『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』を特別に編集した劇場公開版だ。TVアニメ作品ながら、本作の醍醐味である「応援上映」も楽しめるシリーズとなっている。

まず、本シリーズ最終章となる第4章について、五十嵐は「心にずしっとくるものがありました。どうことばにしていいかわからないですね……」としみじみと語った。続けて、「この作品はファンと一緒じゃないと完成しません。これから応援上映などを通じて完成していくと思っています。みんな、とんでいこー!」と会場の笑いを誘った。

また、永塚も「衝撃の連続でした。これまでは家族やそれぞれのルーツをたどるエピソードでしたが、今回の最終章で『あ、またわからないぞ』と思いました」と本作が一筋縄ではいかないということを改めて思い知った様子。続けて「最終章ありがとうって感じです」と感謝を述べた。

そして、本作でとうとう謎が明かされたルヰを演じる蒼井は、まず「ものすごくうれしいです」と満面の笑みを見せた。「台本を読んだときは涙が止まりませんでした。幸せなところも、切ないところもありますが、みんなのチームワークが見られるので、打ち上げ花火のような作品かなと思います」と振り返った。

ここで話題は本作の監督である菱田正和氏について。永塚は「新章がはじまる前に監督からレオの印象について聞かれたんです。そのときに『レオはみんなを応援してくれるようなキャラクターだと思う』と話したら、それが実際に脚本に反映されたんです」と語った。

蒼井は、太刀花ユキノジョウ役の斉藤壮馬の収録について語り、「すごく素敵な演技をされているのに、何度も自らセリフを撮り直しをしていたのが印象的でした。その熱い想いを感じながら本編を観ると鳥肌が立ちました」と思い返した。

最後に蒼井から、「『キンプリ』を観るときは、心のドアを開放して、全身で楽しんでほしい。もっとたくさんの方に観ていただいて、『キンプリ』を愛していただけたらと思っています」とキンプリ愛を語り、今回の舞台あいさつは終了した。