JVCケンウッドは5月24日、「ケンウッド」ブランドから、ドライブレコーダー「DRV-MN940」と、10.1型液晶モニター「LZ-1000HD」を発表した。どちらも6月中旬に発売する。

カーナビ連携するドラレコ

DRV-MN940は、JVCケンウッドのカーナビ「彩速ナビ」と連携するドライブレコーダー。価格はオープンで、推定市場価格は49,800円前後(税別)。

「フロントカメラ」と「リアカメラ」のほか、Gセンサーを内蔵する「メインユニット」で構成される。メインユニットにmicroSDXCカードをセットすることで、フロントカメラとリアカメラの映像を1枚のmicroSDXCカードに記録できる。

  • DRV-MN940
  • DRV-MN940
  • DRV-MN940、写真左がフロントカメラ、右がリアカメラ

  • DRV-MN940

    メインユニット。録画機能をメインユニットに搭載することで、フロントカメラ、リアカメラともに小型化を実現した

彩速ナビの画面にDRV-MN940で録画している映像を流せるほか、録画した映像を再生することも可能だ。対応カーナビは、「TYPE M」シリーズの「MDV-M906HDL」「MDV-M906HDW」「MDV-M906HD」の3モデル。前方と後方の映像をシンクロさせ、切り替えつつ再生する「シンクロ再生機能」も用意した。

フロントカメラはHDR撮影に対応し、明暗差が激しいときに起きる白とびや黒つぶれを抑制。偏光フィルターも内蔵し、フロントガラスに見えるダッシュボードの映り込みを抑える。リアカメラは、撮影映像を彩速ナビの画面に表示することで、バーチャルルームミラーとして使える。

フロントカメラ、リアカメラともに、映像素子には1/2.8型カラーCMOSセンサーを搭載した。画素数は約207万画素で、レンズのF値は2.0。水平約124度 / 垂直約68度の画角に対応する。解像度とフレームレートは、最大1,920×1,080ドット / 27fps。ファイル形式はMOV。

録画機能は、フロントカメラとリアカメラでの常時録画、イベント記録、手動録画、駐車録画、静止画記録など。GPS情報はカーナビのものを利用する。記録メディアにはmicroSDXCカード(最大128GB)を使う。メインユニットのサイズはW68×D103×H25mm、重さは123g。フロントカメラのサイズはW41×D68×H46mm、重さは70g。リアカメラのサイズはW41×D68×H51mm、重さは71g。

パッケージには、電源ケーブル(2.5m)、ナビゲーション接続ケーブル(0.2m)、、フロントカメラ用映像ケーブル(4.2m)、リアカメラ用映像ケーブル(7.5m)、映像ケーブルコネクタ、ケーブルガイド、カメラカバー(フロント/リア)、ネジ×4、両面テープ、ソフトテープ、型紙(本体取り付けネジ穴用)が付属する。

後部座席用モニター

LZ-1000HDは、10.1型のリアモニター。価格はオープンで、推定市場価格は34,000円前後(税別)。「彩速ナビ」と接続し、フロント座席の後部などに設置することで、地上デジタル放送などを車の後部座席でも楽しめる。画面は光沢仕様で、解像度は1,280×800ドット。

  • LZ-1000HD

    車載用の10.1型モニター「LZ-1000HD」

HDMI入力端子×2系統を装備し、ブルーレイディスクプレイヤーなどの接続も可能。HDMI出力端子×1系統も備える。本体サイズはW248×D27×H172mm、重さは620g。