女優の木村文乃が、フジテレビ系オムニバスドラマ『世にも奇妙な物語 ’19雨の特別編』(6月8日21:00~23:10)で初主演を務めることが22日、明らかになった。

  • 『世にも奇妙な物語 ’19雨の特別編』に出演する木村文乃=フジテレビ提供

木村が主演する作品は「人間の種」。木村は、とある事情で結婚という幸せに踏み切れないOLを演じる。また、植物として生まれ変わる木村の母親役を、NHK朝ドラ『なつぞら』のヒロインの子供時代役で話題を呼んだ粟野咲莉が演じるほか、山田杏奈、岡本玲らが、頭から芽が出た不思議な姿で脇を固める。

ストーリーは、デザイン会社に勤めるごく普通のOL春田緑(木村)が、3年以上付き合った恋人からプロポーズされるも、返事をすることができなかった。誰にも言えない悩みを抱えたまま帰路に着いたその夜、「幸せの種」という名の植物の種を思わず購入すると、ある日の夕方、ふと、その種を植えた花壇の土から何かが飛び出しているのに気づく。よく見るとそれは子供の手で…。

収録を終え、木村は「どんな怖い目に会うのかと思いきや、とても心温まるお話を任せていただいたのでホッとしています」とコメント。「とにかく和気藹々(あいあい)としたチームで、短い撮影期間ではありましたが、楽しくぎゅっと詰まった日々でした」と振り返りながら、「ハートウォーミングなお話です。心が通うシーンを楽しんでいただけたらと思います」と呼びかけた。

粟野は「初めてやったお母さん役ですが、お料理もしてとても楽しかったです。皆さんにお母さんらしさが伝わるといいなと、少しドキドキしています」、山田は「頭から芽の生えた、土から出てきた母親という役には驚きましたが、声のトーンなどを意識してチャーミングなかわいらしいお母さんに見えたらいいなと思いながらやらせていただきました」、岡本は「雨降らしの限られた時間の中で一緒につくらせていただいた空間はとても密度の濃い、かけがえのないシーンになったと思います」と、それぞれコメントしている。

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