お笑いコンビ・ドランクドラゴンの塚地武雅が、4月11日スタートのテレビ朝日系ドラマ『緊急取調室』第3シーズン(毎週木曜21:00~ ※初回15分拡大スペシャル)に新加入することが23日、明らかになった。

  • 左からでんでん、小日向文世、塚地武雅、天海祐希、田中哲司 -テレビ朝日提供

同ドラマは、天海祐希演じる叩き上げの取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーとともに、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げていくもの。2014年1月期に第1シーズン、2015年9月27日にスペシャルドラマ、2017年4月期に第2シーズンが放送された。

塚地が演じるのは「緊急事案対応取調班」に異動してきた刑事・玉垣松夫。画像解析のエキスパートである彼は、“人と人との向き合い”に重点を置いた泥臭い捜査と取り調べを貫くキントリ・メンバーに新視点の推理を提示する。

天海は「塚地さんとは一度共演させていただいているんです。本当にちょっとしたシーンでの共演だったのですが、『やっぱりお笑いの方は間がよくて、お芝居がお上手だな!』と思ったんですよ。だから、何の心配もしていないです! きっと撮影初日から“何年も前からいらっしゃった方”のようになるんじゃないでしょうか」と笑顔を見せた。

塚地は「こんなことを僕が言うのも何ですけど、過去のシリーズを拝見しながら、“玄人好みのキャストの方々がそろった、渋みのあるドラマ”という印象を持ってたんですよ。この作品はシリーズ化されている人気作でもありますし、出演が決まったときは『おぉ、自分も出られるんだ!』と、うれしい限りでした」と喜びを語る。

天海に対しては、「本当にカッコいいんですよ! キントリ・メンバーと並んだときも、天海さんが『もとからいた感じだね』と言ってくださった上に、(前シーズンまで出演していた)大杉漣さんがいたときの全体バランスと比べて『あれ? 高さがなくなって、横幅が…』とイジってくれたりして(笑)。温かく迎えてくださって、ありがたかったです」と感謝した。

そして「台本には書いてなかったんですけど、本番でいきなり天海さんからガッと羽交い締めされて、『あ、この人はこういう距離の詰め方をするんだ!』と分かったんですよね。と同時に、漣さんが演じた善さんと面識のあった人物だから、こいつは信用できる…という思いにつながってることも見て取れたんです」と明かした。

また、「皆さんは『漣さんの代わりが務まるのか?』と思いながら、ご覧になられるかもしれません。でも、僕としては代わりを務めるつもりはありませんし、あくまで新たなキャラとして参戦したいと思っています」と語り、「実は、漣さんとは何度も共演させていただいたんです。ある作品では地方ロケにひとりで来た僕に、漣さんが撮影後『塚地くん、うちの車に乗ってくか?』と言ってくださって、送ってもらったこともあったんですよ」とエピソードを披露。

続けて「しかも、本当だったら、次の作品で上司と部下の役で共演するはずやったんです…。そんなこともあって何かの縁も感じますし、力いっぱい演じて、漣さんにも見てもらえたらな、と思ってます」と述べた。