東武鉄道は20日、JR北海道で活躍した14系客車「ドリームカー」1両(オハ14-505)を鬼怒川線で運行している「SL大樹」「DL大樹」の客車として導入することを記念して、「14系客車『ドリームカー』導入記念乗車券」を4月13日に発売すると発表した。

  • 「14系客車『ドリームカー』導入記念乗車券」イメージ

「14系客車『ドリームカー』導入記念乗車券」は、「SL大樹」「DL大樹」の発着駅である下今市駅・鬼怒川温泉駅から有効の大人片道乗車券2枚と、東武ワールドスクウェア~上今市間の大人往復乗車券1枚の3枚組(硬券仕様)。1セット1,000円を3,000セット限定で、東武線各駅(55駅)にて発売する。台紙には「ドリームカー」の外観・内装の写真のほか、「ドリームカー」が歩んできた歴史などを掲載している。発売期間は4月13日から5月12日までだが、売り切れ次第終了となる。

なお、より多くの人に「ドリームカー」を知ってもらうため、4月5日の10時15分から14時まで、鬼怒川温泉駅にて「ドリームカー」見学会を開催。「14系客車『ドリームカー』導入記念乗車券」の先行発売も数量限定で行われる。

14系客車「ドリームカー」(オハ14‐505)は、札幌~釧路間で運転された急行「まりも」用として1988年に改造された5両のうちの1両。その後、1993年のダイヤ改正で急行「はまなす」に転用された。JR北海道で使用していた特急車両「キロ182」から転用したグリーン車用腰掛けを使用し、車端部には8脚の回転椅子と2台のテーブルを設置しラウンジ(談話室)を設けている。2016年3月に急行「はまなす」が廃止されたことにより、「ドリームカー」の運用も廃止となった。