東京メトロは22日、サントリーコーヒー「BOSS」とのコラボ企画として、引退した銀座線01系の車両部品を使用した「ザ・ベンディングトレイン」を銀座線溜池山王駅に設置した。「世界にたった一台の自販機」とのこと。

  • 銀座線01系を活用した「ザ・ベンディングトレイン」

自販機の外観は銀座線01系の先頭車両をイメージしており、行先としては珍しい「溜池山王」を表示する行先表示器や東京メトロのロゴ「Mマーク」のプレートなど、実際の車両に使われた部品を活用。実物をオマージュして自販機用に数字をアレンジした車両銘板を取り付け、現役当時を思い起こさせるデザインとした。

“元車両”ならではのしかけとして、現役車掌の声でさまざまなフレーズを話すボイス機能も搭載。「お金のかけこみ投入は、おやめください」「おつりの取り忘れに、ご注意ください」「足元にご注意ください。出口は下側です」など、ホームや車内でおなじみのフレーズをもじった5種類の音声が流れる。

  • 自販機に使用された部品類

銀座線01系が「ザ・ベンディングトレイン」に生まれ変わるまでの様子をドキュメントタッチで描いた動画も制作された。「ザ・ベンディングトレイン」特設サイトやYouTubeの東京メトロ公式チャンネルで視聴できるほか、東京メトロの駅構内や車内ビジョンなどでも放映される。