俳優の木村拓哉が4日、映画『マスカレード・ホテル』(公開中)の大ヒット記念舞台挨拶に、鈴木雅之監督とともに登場した。

  • 木村拓哉

上映開始時から客席に潜入していた木村。立ち上がってサングラスとマスクを取ると、場内は大歓声に包まれた。周囲の人にバレないように気をつけていたという木村は、「1番苦しかったのが、エンドロールが流れて客席に明かりが戻って、『この後舞台挨拶が始まる』という間。もう、『今だ』っていう感じで、たくさんの方がお手洗いに行くんですよ」と苦笑する。

舞台挨拶が始まるまでの間にバレるのではないか、と危惧した木村は、潜入する前に「劇場でお客様たちが手にされる同じパンフットはないか」と聞いたという。木村は「劇場にしか売ってないというので、東宝のスタッフの方が劇場でパンフレットを買ってました。そのパンフレットを読んでるフリをして」過ごしていたと明かした。

最初は「携帯電話を見てればバレない」と提案されたものの、自分で映画館の様子を観察し「見渡す限り、ケータイをいじってる方達がいなかったんですよ。『誰も見てねーな。じゃ、パンフレットにしよう』と思って。目を通してるフリをしてた」と振り返る。観客に混じっていたために「思ったよりあっという間だったね」「細かいところも含めてもう1回見たい」など、様々な感想も聞こえており、「批判の声は、正直なかったです」と喜んでいた。

木村は「最初に『みなさんと同じ状態で本編を一本見通してくれ』と伺った時には、正直どういうことなのかなと思ったんですけど、これだけくすくす笑ってらっしゃるんだとか、ここで拍手が自然に沸き起こるんだとか、経験しないと分からなかったので、今は感謝してます」と語る。映画館で観客に混じって自作を観た経験は「初めてです」という木村の回答に、観客も驚いていた。

また、「原作は3作あるが、続編は」という観客からの質問には、鈴木監督が木村の服を引っ張って密談を始める事態に。木村は「確かに、まだお話自体は完結してないですよね。今質問をいただいた内容を、東宝さんとかに、ぶつけます」と宣言し、鈴木監督も「パーフェクト!」と称賛した。