前回藤井聡太五段(当時)が史上最年少(15歳6カ月)での全棋士参加棋戦優勝を成し遂げた朝日杯将棋オープン戦の第12回本戦が1月19日、名古屋市「ポートメッセなごや」で行われる公開対局で開幕します。

藤井七段、連覇へまずは1回戦!

朝日杯は持ち時間がそれぞれ40分、使い切ったら1分未満での着手が求められる早指し棋戦。タイトル戦以外で一番持ち時間の多い順位戦の6時間と比べるとだいぶ少ないですが、その分、スピーディーかつスリリングな対局が楽しめます。また、準決勝、決勝が公開対局で行われるのも大きな特徴で、プロ棋士の真剣勝負を間近で観戦することができます(※チケットが必要です)。前回は藤井七段の地元である愛知県名古屋市の「ポートメッセなごや」で1回戦、2回戦の一部も公開され、今回も同じように、藤井七段の対局を含めた全6対局が公開されます。

本戦は16人によるトーナメントで、19日、20日はトーナメント表(画像)の右半分の対局が行われてベスト4に進出する棋士が2人決まります。

  • ビッグネームがズラリ。第12回朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメント表

まず19日は、久保利明王将―屋敷伸之九段戦、行方尚史八段―菅井竜也七段戦、両対局の勝者同士による対局が行われます。

  • 左上から久保王将、屋敷九段、行方八段、菅井七段

20日には佐藤天彦名人―糸谷哲郎八段戦、稲葉陽八段―藤井聡太七段戦、両対局の勝者同士による対局が行われます。

  • 左上から糸谷八段、佐藤名人、藤井七段、稲葉八段

佐藤名人、久保王将の現タイトルホルダーを筆頭に強豪ばかりが並ぶ厳しい戦いとなっています。激戦を勝ち抜き、準決勝に進む2人が誰になるのか、まったく予測がつきません。

ご存じの通り、前回は藤井五段が時の名人・竜王を連破し、決勝で広瀬八段も倒し、皆をあっと言わせる優勝劇! 前々回第10回も、タイトルホルダーが名を連ねる中、新鋭・八代弥五段が一気の駆け抜けを見せています(※段位・肩書はいずれも当時)。若手の優勝が続く本棋戦で、今回栄光を手にするのは果たして誰になるのでしょうか。

対局の模様は、AbemaTV、朝日新聞デジタル、将棋連盟ライブ中継でご覧いただけます。持ち時間の長い対局はずっと見ていられないというライトな「観る将棋ファン」の方でも、持ち時間40分のこの棋戦であれば興奮している間に対局が終わりますのでおすすめです。ぜひご観戦ください。