米Microsoftは12月21日(現地時間)、「Windows 10 Mobile」のサポートを2019年12月10日に終了することをアナウンスした。最後のバージョンは2017年10月リリースのWindows 10 Mobile バージョン 1709となり、すべてのWindows 10 Mobile製品、およびWindows 10 Mobile Enterprise製品を含む。

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2019年12月10日以降、Windows 10 Mobileを対象とする新しいセキュリティ更新プログラム、その他の更新プログラム、無料のサポートオプションなどは提供されない。

Windows 10 Mobileを搭載したスマートフォンは、日本では2016年から2017年にかけて大きく盛り上がった。VAIO、日本HP、日本エイサー、マウスコンピューターなどが、いくつかの端末をリリースしていた。

当時は、デスクトップPC、ノートPC、そしてスマートフォンが、同じ「Windows」のエコシステムを構築するかとも思えたものだ。しかし、そんな日本の一方で、米Microsoftは2016年5月に携帯電話事業の「ノキア」ブランドを売却。Windows 10 Mobileに関しても、新しい情報がどんどん少なくなり、ネガティブな話題が増えていった。

今回のサポート終了も予想されていたものであり、いつ終わるのかが明らかになったことに意味がある。プライベートでWindows 10 Mobile端末を使い続けているユーザーは少ないと思うが、サポート終了まで1年弱。Android端末なりiOS端末なりに、早めに乗り換えておくべきだろう。