JR東日本はこのほど、エスカレーターでの転倒事故を防止するため、東京駅において「エスカレーター歩行防止対策」を12月17日から試行すると発表した。試行期間は2019年2月1日までとなっている。

  • ランディングプレートへの掲示物(イメージ)

同社はエスカレーターをより安全に利用してもらうため、「みんなで手すりにつかまろう」キャンペーンを実施するなど、エスカレーターにおける事故防止に取り組んでいる。今回は利用者の転倒事故を防止するため、「エスカレーターでは歩かず2列で利用してもらうこと」をより一層呼びかける取組みを東京駅で試行する。

試行箇所は、東京駅中央線ホームと南通路間のエスカレーター2基と、京葉線ベイロード地下1階と1階間のエスカレーター4基。12月17~21日の5日間(7~22時)、試行箇所のエスカレーターで警備員による声かけおよび巡回を実施し、「エスカレーターを利用の際は手すりにつかまること」「歩かず黄色い線の内側に立って利用すること」「左右二列に並んで利用すること」「急ぎの場合は付近に設置されている階段を利用を利用すること」を呼びかける。

  • 手すり部分へのシール貼付け(イメージ)

  • 壁面への大型掲示物(イメージ)

また、エスカレーター手すりに、つかまってもらえるようなマークがプリントされたシールを貼り付けるほか、エスカレーター乗車口付近(ランディングプレート)においてピクトグラムが描かれた掲示物による注意喚起、対象エスカレーター付近の壁面でも大型掲示物による注意喚起を実施する。