FANTASTICS from EXILE TRIBE

FANTASTICS from EXILE TRIBEが12月5日にシングル「OVER DRIVE」でメジャーデビュー。これを記念したイベントを、本日12月9日に東京・ダイバーシティ東京プラザ フェスティバル広場にて開催し、会場に集まった約3000人を前にパフォーマンスを披露した。

EXILEの世界と佐藤大樹がリーダーを務めるFANTASTICS。結成から約2年で2回のフリーライブツアーを行い、デビュー前にして約10万人を動員した。7月にはパフォーマーの中尾翔太が胃がんのため死去。現在は8人で活動している彼らは、亡き仲間の思いも胸に念願のメジャーデビューを果たし、現在はEXILEのドームツアー「EXILE LIVE TOUR 2018-2019 "STAR OF WISH"」に帯同している。

まず「Shamblez」でパフォーマーがダイナミックなパフォーマンスを繰り広げたあと、そこにボーカルの八木勇征と中島颯太が合流。彼らはデビューシングルのカップリング曲「WHAT A WONDER」を熱演し、会場を沸かせた。佐藤が「こんなにたくさんの人に集まっていただいてうれしいです」と笑顔を見せ、中島は「いろいろなことがあって、僕たちはたくさんの経験をさせていただいて、デビューすることができて率直にうれしいです。これからも9人でもっともっとがんばっていくので、温かい応援のほど、よろしくお願いします!」とデビューを果たした現在の心境を語った。

メジャーデビュー曲「OVER DRIVE」はファンも一緒に歌い、会場一体になって大盛り上がり。その後行われた囲み取材で世界は「今のタイミングでデビューさせていただけることはすごく光栄。より一層皆さんにどんどん恩返ししていきたい。翔太のためにも僕たちが早くもっと有名になって、大きいグループになってたくさんの夢を叶えていきたいと思います」とコメント。佐藤も「本当は翔太もいれた9人でメジャーデビューするのが僕らの夢だったけれど、残念ながら叶わなかった。翔太が叶えたかった夢とかも残された8人で叶えていけるようにチーム一丸となって絆を大切にしていきたい」と9人の絆を強くアピールした。

「EXILE presents VOCAL BATTLE AUDITION 5」に合格し、昨年12月にFANTASTICSへ加入した八木と中島の2人。八木は「老若男女たくさんの方から愛されるグループになりたい。EXILE TRIBEのDNAを受け継ぎつつも、FANTASTICにしかできないものを僕たちで確立させていきたい。FANTASTICSにしかできないエンタテインメントをお届けしていきたいです」、中島は「若い子たちの憧れになれるような存在になりたい。ドームというステージは翔太と叶えたい夢でもあったので叶えたいし、日本を飛び出して世界にも挑戦していけるようなグループになれるようにがんばっていきいたいです」とそれぞれ意気込みを語る。また世界は「普段の楽屋は“笑いの戦場”かっていうぐらいなんですよ。1人ひとりのキャラクターが出るような番組にも出たい。ハードルは高いですけれど『しゃべくり007』さんとかに出させてもらえるようなら……」とバラエティ番組への出演も熱望していた。