阪急電鉄は7日、京都線の観光特急「京とれいん」の2編成目となる「京とれいん 雅洛(がらく)」を2019年3月に導入すると発表した。7000系を改造し、「ご乗車されたときから京都気分」をコンセプトに「“京都”を五感で感じ取っていただけるデザイン」とする。

  • 観光特急「京とれいん」の2編成目「京とれいん 雅洛」は7000系を改造

観光特急「京とれいん」は2011年、6300系改造の1編成目が土休日の梅田~河原町間で運行開始。「お客様を京都までお運びする列車」として命名され、車内は「和モダン・京町家」をイメージした内装に仕立てた。新たに導入される2編成目は「雅な都へ向かう列車」とのことで、「雅」に京都を表す「洛」を組み合わせた造語「雅洛」を愛称に採用。7000系を改造した6両編成で、各車両とも片側2ドアとなる。

車両外観は1~6号車でそれぞれ季節を定め、その季節に合った京都を感じさせる植物のデザインが施される。1号車は紅葉文様を代表する図柄「流水に楓」を用いた秋の京都を感じさせる車両、2号車は枯山水の坪庭と雪見障子で凛とした京都の冬を感じる車両、3号車は桜散らしの柄ではんなりとした京都の春を感じる車両、4号車は杜若(かきつばた)をあしらった夏の京都を感じる車両、5号車は去り行く夏から初秋への季節感が味わえる車両、6号車は新春を迎えた京都を感じさせる煌びやかな車両になるという。

  • 「京とれいん 雅洛」1号車の外観イメージ

  • 1号車のドア横のデザインイメージ

  • 「京とれいん 雅洛」のエンブレムのイメージ

内装は京都へ向かう車内空間をより楽しめるように、日本を象徴する代表的な花である桜、日本の伝統文様である七宝紋などを用いた多種多様のデザインを各車両に施す。京都の寺社建築で使われる円窓を全車両の中央部に設け、2・5号車の車内に坪庭も設置。3・4号車では西山の山並みを堪能できるように、桜を描いた窓向き座席を設置するほか、1人掛け座席も用意する。手持ちのスマートフォン・パソコンから走行中の列車の前方映像をリアルタイムで見られる「前方映像配信サービス」も提供するという。

「京とれいん 雅洛」(7000系)は2019年3月の運行開始を予定し、種別は「快速特急」で、停車駅は梅田駅・十三駅・淡路駅・桂駅・烏丸駅・河原町駅。普通運賃で乗車可能(予約不要)で、梅田~河原町間を利用した場合の運賃は片道・大人400円となる。

  • 2号車の車内イメージ。坪庭は2・5号車に設置される

  • 3号車の車内イメージ。桜を描いた窓向き座席は3・4号車に設置

  • 4号車の車内イメージ。全車両の中央部に円窓を設け、3・4号車には1人掛け座席も用意する

なお、阪急京都線では2019年1月19日のダイヤ改正後、「京とれいん 雅洛」が運行開始する3月まで一般車両による快速特急が運行されるとのこと。あわせて現行の「京とれいん」は種別を「快速特急A」に変更。停車駅は梅田駅・淡路駅・桂駅・烏丸駅・河原町駅とされ、十三駅は5号線ホームに可動式ホーム柵が設置される予定(使用開始は2019年春頃)のため、乗降不可となる。