女優の比嘉愛未が、フジテレビ系時代劇スペシャル『剣客商売 手裏剣お秀』(12月21日21:00~23:12)に出演することが22日、明らかになった。

  • 『剣客商売 手裏剣お秀』に出演する比嘉愛未=フジテレビ提供

江戸時代屈指の剣の達人であり、剣を世渡りの手段(商売)としながら、軽妙洒脱に生きる秋山小兵衛の人生と事件を描いた、池波正太郎氏原作の同作。2012年に北大路欣也主演で単発ドラマとして復活し、今回は3年ぶり新作の第5弾となる。

比嘉が演じるのは、自身初となる女剣士役・杉原秀で、袴姿での所作も初披露。一刀流の道場を開く杉原左内の娘であり、根岸流の手裏剣の達人という人物像で、藤田まこと版『剣客商売』(2001年6月5日放送)では、遊井亮子も演じている役柄だ。

今回の出演に、比嘉は「昔から続く作品に呼んでいただいて、さらに題名にもなっている“秀”という役をいただけて、素直にうれしかったです。もちろん、プレッシャーや重圧はありましたが、これは本気で挑まないといけないと覚悟し参加しました」とコメント。 秀は、手裏剣を得意としており、ホテルでは実際に使う手裏剣で何度も練習したそう。「1人で集中している時はうまくいくんですが、撮影の環境となると緊張や、“かっこよく投げないと”と構えてしまって、難しかったです。何度も撮り直しをして、悔しい思いもしましたが、手裏剣は人生で持つこともないので、楽しんでできたと思います」と振り返る。

また、殺陣についても「できる限りスタントの方ではなく自分でやれるところはやりたいと張り切っていたら、今までになったことがないところが筋肉痛になってしまって、いまは階段を上るだけでも痛いです…(笑)」と苦笑い。また、「北大路さんとは、今回初めて共演させていただきましたが、最初から所作についていろんなことを教えてくださったし、他にも別の作品で共演した方もいらっしゃったりと、和気あいあいとした撮影現場で、毎日楽しく参加させていただきました」と報告している。

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