俳優の木村拓哉と長澤まさみが20日、映画『マスカレード・ホテル』(2019年1月18日公開)の完成報告会見に、鈴木雅之監督とともに登場した。

  • 長澤まさみ

同作は、シリーズ累計275万部を突破した東野圭吾の「マスカレード」シリーズ第1作を実写化。捜査一課のエリート刑事・新田浩介(木村)がホテルマンに扮して、連続殺人事件の舞台として予告されたホテル・コルテシア東京へ潜入捜査を行う。

初共演となった二人だが、木村は長澤について「一切逃げないし全力だし、『こういう人なんだな』というのがクリアになってすごくよかったと思います」と女優としての向き合い方を称賛。一方、「とても緊張しました」という長澤だが、「私もいつか共演してみたいなと思っていた」と告白し、「心で、目を見てくれる。常に頼り甲斐のある方だったなあと思ってましたし、全力でぶつかっていけたなと思いました」と振り返った。

また、作品にちなみ互いの"仮面"の外れた瞬間を見たか? という質問に、木村は「車を運転している最中に、プライベートの、路上の長澤まさみさんを、夕方、日が沈みかけているときに、たまたま目撃したことがあって」と驚きのエピソードを披露。「運転しながらも『長澤まさみちゃんだ!』って、信じられないくらい。帽子もしてないし、マスクもしてないし、メガネもかけてないんですよ」と様子を語る。さらに「一人で道をすごいゆっくり歩いていて、空を見て、ものすごい笑顔だったんです」と明かすと、たまらず「天気が良かったんです!」とカットインする長澤。木村は「完璧に仮面が外れた長澤さんを一度見ているので、ご本人には打ち明けました」と語った。

一方長澤は、逆のパターンについて「あるんです!」と主張。「12歳の時に母とファッションビルに行ったら、1階がすごく騒がしくて、何が起こったんだろうと。キャーキャー言われているエレベーターを見ていたら、木村さんがビルに入ってくのを目撃したことがあって」と明かす。しかし、話しながら「でも、その時は"木村拓哉"さんでした。素じゃないです」と気づいたようだった。