JR西日本は5日、奈良線玉水駅の橋上駅舎および東西自由通路の工事が完了し、12月15日の始発電車から供用開始すると発表した。同社と井手町は奈良線輸送改善の関連事業として、2017年2月から本格的にバリアフリー整備を含めた駅舎橋上化および東西自由通路整備事業を進めていた。

  • 玉水駅西側外観の工事完成イメージ図

  • 玉水駅内観の工事完成イメージ図

橋上駅舎の供用開始にともない、現在は駅西側にある改札口と駅事務室を2階へ移転し、改札内とホームを結ぶエレベーターを供用開始する。自由通路は線路をまたいで東西を往来でき、自由通路と駅舎兼用のエレベーター(東側1基・西側1基)も同日から供用を開始する。改札内にあったトイレは撤去し、改札外の1階西側に新設(多機能トイレも新設)する。なお、橋上駅舎・東西自由通路の供用開始後、仮駅舎と跨線橋は撤去される。

東西の駅前広場に関しては、2019年度末の完成に向けて京都府および井手町が整備中であり、一部の歩道は駅と自由通路の供用開始までに利用できるようになるとのこと。