映画『スマホを落としただけなのに』(11月2日公開)の公開初日舞台挨拶が2日に行われ、北川景子、千葉雄大、成田陵、田中圭、中田秀夫監督が登場した。

  • 左から中田秀夫監督、千葉雄大、北川景子、田中圭、成田陵

    左から中田秀夫監督、千葉雄大、北川景子、田中圭、成田陵

同作は志駕晃のデビュー作を実写映画化。派遣社員の稲葉麻美(北川)は、自分の彼氏がスマホを落としただけなのに、身に覚えのないメールの送信やSNSのなりすましなど、奇妙な出来事が身の周りで起き、次第に思いもよらない大事件に巻き込まれていく。『リング』シリーズで世界中を震撼させた中田秀夫監督がメガホンを取る。

主演の北川は、肩を露出した美麗なドレスで登場。和気藹々と進んでいたイベントだが、最後に「男性陣からメッセージが」というサプライズ演出に、驚いた顔を見せた。最初に語り出した千葉は「楽しい初日が迎えられました。本当にありがとうございます」と感謝しつつ、急に跪く。

千葉が「北川さんほど、この薔薇が似合う女性はいないと思います。スマホを落とさない北川さんですが、僕のハートはしっかり落としてくれました! ありがとうございます」と花を差し出すと、北川は「うわあ、さすが! ありがとう」と喜ぶ。さらに千葉が北川に投げキスすると、北川も胸を押さえていた。

千葉により流れが決まってしまったため、他のメンバーは動揺。成田はぶっきらぼうに薔薇を差し出し「景子! 景子には、出会ってから数カ月、今の今まで主演というものを教えてもらった気がします」と始めたが、途中から「ちょっと失敗した気がする……」と弱気に。北川から「最後までやりきって!」と励まされ、「ありがとうございました!」と頭を下げるも、「失敗した〜」と引きずっていた。

最後の田中は、意を決したように北川に近づくと「今回が初共演で、カップル役ということで、景子ちゃんが素敵な女性だったので、"あさみん"もすごく素敵に見えたし、一緒にいる時間はすごく幸せでした」と振り返る。「番宣でもお世話になって、トータルの北川景子に一言!」と言葉を切った田中はスクリーンに壁ドン。「マリアナ海溝より深いお前の懐に、俺は落ちたよ」と囁くと、会場からは笑いが起こり、田中は「1番最初がクオリティ高すぎるんだよなあ!」と千葉に文句を言っていた。

熱いメッセージの数々に、北川は「ちょっと泣きそうかなって思ったんですけど、泣かなかったですね。すごい楽しかった」と笑顔に。「みんなからこんなにお花もらったのも初めてで、嬉しかったです」と喜んでいた。

退場時には、階段を降りる北川に千葉が手を差し伸べてエスコートし、会場からも悲鳴が上がる。さらに後ろの田中が北川のドレスの裾を持ち上げ、サポート。降りきった後にはなぜか、千葉が田中のジャケットの裾を持ち、成田が後ろから冷静に見守るなど、最後まで和気藹々とした様子を見せていた。